お口ケア
2019.04.26

歯間ブラシについた歯垢が臭い! その原因と対処法は?

歯間ブラシを使用していて、ブラシについた歯垢のニオイが気になったことはありませんか?
今回は、そのニオイの原因や対処方法をご紹介します。


歯垢が臭くなる原因は?


ブラッシングが強すぎて、汚れが残っている


歯を磨くときは、あまり力を入れなくても大丈夫です。
強い力で磨いてしまうと歯ブラシの毛束が広がってしまい、毛先が歯の汚れにうまく当たらず、そのまま汚れが残ってしまいます。
歯に残った汚れは歯石や細菌の増殖を招き口臭の原因となります。

歯と歯の間をうまく磨けていない


歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間は汚れが溜まりやすいです。
歯ブラシの届きにくい歯の境目は歯ブラシを当てて、ていねいに磨くことを心がけてみてください。

歯の掃除にデンタルフロスや歯間ブラシを活用していない


歯と歯の細かい隙間などは、歯ブラシでは届きにくい場合があります。
そういった汚れはデンタルフロスや歯間ブラシなどで掃除していないと歯垢が臭くなる可能性があります。 

自分に合った大きさや硬さの歯ブラシを使っていない


正しい歯の磨き方をするのと同じぐらい、自分のお口に合った大きさや硬さの歯ブラシを使うことは大事です。
選ぶ歯ブラシによっては歯や歯ぐきを傷ついてしまうことも。傷から、細菌が入ったり、出血したりしてしまうことがあります。
また、歯垢が歯と歯の間に溜まって歯周病虫歯の原因になり、それがニオイの原因となります。

臭いのきつい食べ物や飲み物を摂取したから


ニンニクやニラ、納豆などの臭いのきつい食べ物を摂取すると、その食べカスが歯と歯の間に詰まって、歯垢が臭くなる原因になります。

歯垢が臭いのではなく、実は「息」が臭い


長期的に飲酒や喫煙の習慣があると、体の中にニオイが溜まってしまいます。
体内に溜まったニオイは、呼吸のする際に胃から排出されます。しかし、このようなニオイの場合、ニオイは消えにくいという傾向があります。
このような場合、原因は“胃”。
コンビニやドラッグストアなどに売られている、ケアアイテムで一時的に解決することができます。しかし、健康のためにもしっかりと治療を受けることをオススメします。

自分の口臭が強いと思い込んでしまっている


神経質な方は、自身の口臭が強いと信じ込んでしまっている場合があります。
そのような場合は、精神科などでカウンセリングを受けるなど、精神的なケアで問題が解決できるでしょう。

歯垢が臭いときの対処法


歯垢が臭いときに対策すべきことは、歯の清掃・ブラッシングで汚れを取り除くことです。清掃方法やブラッシングのポイントについて、以下にご紹介いたします。

ブラッシングは毛先が広がらないぐらいの強さで



ブラッシングは強すぎると、歯ブラシの毛先が歯に当たらず汚れが取れにくくなります。
歯ブラシは軽くあてるだけで十分です。すみずみまで時間をかけて、ていねいに磨くことを心がけましょう。

歯ブラシの硬さはふつうで突起物が無いものを


歯の状態にもよりますが、健康的な口内ならば歯ブラシの硬さは「ふつう」、持ち手の部分に突起物が無いものだと、いろんな角度で、適切な力で磨きやすくなります。

ブラッシングは小刻みにしよう


ブラッシングをするときは、面倒でも一部分一気に磨くということは控えてください。
1、2本ずつ、小刻みに動かすようにしましょう。
歯の向きやデコボコに合わせたブラッシングがやりやすくなり、汚れが溜まりやすい場所を掃除しやすくなります。

1日1回就寝前にデンタルフロスと歯間ブラシを使おう


ブラッシングでは除去しきれなかった、歯と歯の間の歯垢はデンタルフロスや歯間ブラシを使って取ります。
デンタルフロスなどのオーラルケアグッズは、寝る前の歯磨き後に使用するのが好ましいです。
睡眠中、私たちは唾液の量が減って菌の繁殖がしやすくなってしまいます。就寝前のケアは、いつもよりていねいなケアを心がけてください。

3カ月に1回歯科検診に行って歯石を取る


歯についた歯垢は約2日で歯石に変化してしまいます。
歯石もニオイの原因の一つですが、歯間ブラシやブラッシングでは除去することができません。自分で取ろうとすると、歯ぐきを傷つけてしまい、そこに菌が入って炎症を起こしてしまうこともあります。
歯石の除去は、歯科医院でお願いするのが一番。
口腔状態にもよりますが、3カ月に1回は定期健診を受けることで、ニオイの原因が事前対処しやすくなります。

マウスウォッシュを使う



自分に合った歯ブラシで正しい歯磨きを行い、歯間ブラシやデンタルフロスでていねいなケアをすれば、歯の歯垢や食べカスはある程度除去することができます。
しかし、それだけでは口内の細菌は無くすことはできません。ケアの仕上げとして、マウスウォッシュを使用して殺菌・除菌をすることをオススメします。
夜寝る前に歯磨きをして、デンタルフロスや歯間ブラシのあとに、マウスウォッシュを使ってみてはいかがでしょうか。

食後30分以内にガムを噛む


食後30分以内にキシリトールガムを噛むことで、虫歯菌が酸を作り出す働きを中和することができます。また、ガムを噛むことによって唾液が分泌され、歯垢が取れやすくなるのです。
ぜひ、食後30分以内にガムを習慣にしてください。


歯間ブラシについた歯垢のニオイは、歯磨きのしかたや使う道具を変えてみる、定期的な検診を受けるといったことで抑えられるかもしれません。
ぜひ、今回の記事を参考に歯垢のニオイを抑えるための習慣を取り入れてみてはいかかでしょうか。

<参考・参照元>
口臭対策は体内から!体の中からでなければ根本的な解決はできない | 菌活生活Side Stories
口臭 | 兵庫県歯科医師会

OralFirst
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