ソニッケアーのおすすめポイント、中の人に聞きました!【電動歯ブラシ選び】
電動歯ブラシと手磨きの違いとは?
―まず、PHILIPSの電動歯ブラシ「ソニッケアー」の一番の特徴はどのような点にあるのでしょうか。
松田 電動歯ブラシは数多くありますが、ソニッケアーの特徴は歯垢の除去率がもっとも高いという点です。手磨きに比べて最大10倍となる高い歯垢除去力を実現しています。
オーラルケアにとって大事なのは、歯垢をきちんと落とすこと。日本人の口の中の悩みとして一番多いのが歯周病ですが、その原因となる歯垢を落とすことが大切です。その点については自信を持って送り出しています。
―歯垢の除去率さはソニッケアー独自のテクノロジーによって実現されているのでしょうか。
松田 現在は切れていますが特許技術によって、毎分約31,000回の高速振動を実現しています。モーターを駆動させてただ前後に動かすだけなら簡単ですが、それだけでは歯垢は落ちません。食べかすと違って菌のかたまりである歯垢はネバネバしているので、歯垢を落とすためには大きな振幅でブラッシングする必要があります。
ソニッケアーでは約31,000回の振動に加え、大きな振幅も実現しています。それによって、歯垢を落とすのに役立つ音波水流も発生させることができます。音波水流を発生させられるほどのブラシの振幅があるのは、ソニッケアーだけなんです。
―ソニッケアーの上位機種ではたくさんのモードが付いていますが、それぞれの違いは?
松田 約31,000回の振動というのは同じですが、それぞれのモードによって、ブラシヘッドの振幅や時間が違います。歯垢を除去する基本の「クリーンモード」と比べると、たとえばステインを落とす「ホワイトモード」では、振幅が少し大きくなっています。「ガムモード」では、歯ぐき(ガム)を刺激できるような時間が設定されています。
パンフレットなどにそれぞれのモードの説明は書かれているのですが、なかなか実感しにくいと思います。でも実際にふれてみると、クリーンモードとホワイトモードの振動の違いがわかると思います。
―持ってみると確かに振動が少し違いますね。
松田 また、購入した直後には、振動が少し弱いのですが、それは初めて使う方のために、慣れるに従って徐々に強くなっていくような設定にしているためです。
電動歯ブラシを使う前の印象では、振動が強すぎるのではないかと思っている人が多いようです。初めて使われる方には、くすぐったいとか、知覚過敏の方などで強さが気になる方も多いので、徐々に慣れていただく設定になっています。
―最初に使う時は振動数が異なったりするのでしょうか。
松田 振動数は同じで、動きの種類が異なっています。ただ、手磨きの10倍歯垢を除去するというのは、一番いいブラシヘッドを使用して、もっとも強いモードを使った場合ということですね。
―歯垢除去力を最大限発揮するには、一番強いモードで使ってもらいたいということですね。
松田 そうですね。ただ、歯ぐきの腫れがひどい方は弱いモードに設定して使っていただいたほうがいいですし、歯医者さんできちんと治療しながら使っていただくのがよいと思います。じつは手磨きよりソニッケアーの方が明らかにやさしく磨けるのですが。
日本には、歯周病や歯槽膿漏などで歯ぐきが腫れているために、やさしく磨きたいという方が多くいます。歯ブラシの種類が、かため、ふつう、やわらかめ、先細毛など、これほどたくさんあるのも日本だけです。
基本的には、先が細いブラシというのは歯垢を除去するためにはあまりよくありません。1週間くらい使うと先が丸まってしまって、歯周ポケットに入らなくなってしまうからです。歯周ポケットのケアは歯医者さんでやってもらうべき領域なので、どちらかというと、歯と歯ぐきの間の歯垢を除去するというのが、ホームケアでは一番重要です。
きちんと磨けて、時短もできる
―やはり手磨きのほうがやさしく磨けるのではないかというイメージがあるのですが。
松田 手磨きでやさしく磨くこともできるかもしれませんが、それだけでは歯垢を落とせませんし、口内環境はよくなりません。きちんと歯垢を落とせる強さで、なおかつ圧力を弱く設定できるのが、電動歯ブラシだということですね。
中山 正しく手磨きができる人であっても、時間をかける必要はあると思うんですよね。歯垢をきちんと落とすためには、やさしく、長く、一生懸命磨くことが必要で、忙しい生活のなかで、毎回それができるのかという問題があります。それを短時間で成し遂げられるのも電動歯ブラシのよさだと思うんです。
松田 歯医者の先生方と話をしてみると、指導もなく手磨きできちんと磨けている人はほとんどいないということでした。患者さんに磨き方の指導はするのですが、長年のクセがあったりして、きちんと磨ける人はなかなか少ないと。そういう人でもクセなく磨けるというのが電動歯ブラシです。歯に当てるだけですから。たとえば、手磨きでは利き手の反対側が磨きやすく、利き手側に磨き残しが多くなりますが、電動歯ブラシでは、そのような磨き残しを防ぐことができます。
―ソニッケアーでは、時間が短縮されるという点が大きなメリットになっているということですね。
松田 私たちが推奨している2分間という時間で、基本的には歯垢をほとんど落とせると思っています。あとは、歯並びが特殊な方や矯正中の方など、手磨きでは磨きにくい場合も、電動歯ブラシの方が効率がよいと思います。特に矯正歯科医の方々から、ソニッケアーは評価されています。
―そのほか、歯科医の方からはどのような声が聞かれるでしょうか。
松田 そもそも、私がここまでしゃべってきたことが、歯医者さんからの受け売りなんです(笑)。歯垢を落とすことが一番大事で、そのうえで、一番歯垢を落としてくれる電動歯ブラシはソニッケアーだという評価を得ています。実際、歯科医や歯科衛生士が自分で使っている電動歯ブラシとして、11年連続で使用率ナンバーワンとなっています。2人に1人くらいの割合ですね。
どんな機種を選べばいいの?
―価格以外の点で、ソニッケアーを選ぶ際のポイントはあるでしょうか。
松田 簡単にいうと、初めてお使いになる方、初めて電動歯ブラシを買ってみようかなと思われる方に対して用意しているのが、スタンダードシリーズの「プロテクトクリーン シリーズ」です。より完璧に近いオーラルヘルスケアを目指したいという方には高性能シリーズの「ダイヤモンドクリーン シリーズ」を使っていただきたいと思っていますし、それに合わせて価格設定もされています。
中山 初めての方でも、オーラルケアに真剣に取り組みたいという方には「ダイヤモンドクリーン シリーズ」がおすすめです。「ダイヤモンドクリーン シリーズ」にも「プロテクトクリーン シリーズ」にも、過圧防止センサーという、強くあてすぎた場合にお知らせしてくれる機能が付いているので、「私には電動歯ブラシは強すぎるのではないか」という不安をもっている方も安心してお使いいただけます。
ただ、とにかくちょっと電動歯ブラシってどんなものか試したいという方もいると思うので、そういった方に感触を試していただくためには、より低価格帯のものを試していただくのがよいと思います。
松田 さらに追求していって、口内環境をよりよくしたいという方のために、最上位機種ではアプリとの連携も準備されていて、どのように磨けているのかを毎回確認できたり、それを記録に残したりすることができます。そういった形でラインアップは用意してありますね。
使い方のポイントは?
―電動歯ブラシをこれから使ってみようという方は気になるのではないかと思うのですが、みなさんどれくらいで慣れてくるものなのでしょうか。
松田 それは個人差がありますよね。私は、初めて使ったときから問題なく使用できました。痛くもかゆくもなく、これはいいなと思いました。
中山 私も全然抵抗がなかったんですけど、たぶんこういう振動するようなデバイスに慣れている人なら大丈夫だと思うんですよ。慣れていない方は抵抗があるかもしれませんが、自分から興味を持つことも大切で、こういった振動で歯垢が落とせるんだと興味が湧けば、すぐに慣れると思いますよ。
―使い方のコツはあるのでしょうか。
松田 どの機種にも30秒経過するごとに振動の一時停止と音で知らせてくれる「カドペーサー機能」が付いています。それに合わせて、例えば上の歯の表面・裏面、下の歯の表面・裏面というように、口の中の磨く場所を4つに分け、それぞれ30秒ずつ計2分間磨いていただければ歯垢はしっかり除去できます。
ただ、磨き残しが多いのが前歯の裏なんですよね。手磨きだと歯ブラシの「かかと」と呼ばれる部分を使って歯垢を落としてくださいといわれますが、電動歯ブラシだと振幅があるので、こういう形で(下の写真参照)歯の裏に当てていただくとツルツルになります。
それに加えて、たとえば縦に使ってきちんと当たるようにすると、歯垢はかなりきれいに落ちると思います。人によって歯並びに違いがあると思いますけど、しっかり当たるように角度を工夫していただくと、かなり磨き残しが少なくなると思います。
中山 ソニッケアーは歯の形に合うようにブラシにカーブをつけた設計になっているんですけど、たとえば奥歯の一番後ろ側も、ブラシを立てて磨いていただくといいですね。
松田 さらに、磨き終わったあとに、舌ですべての歯を確認していただいて、磨き残しがあるかなというところをもう一度磨いていただくとよいと思います。
個人的な感想になりますが、磨き上がりのツルツル感は、手磨きよりもソニッケアーの方が圧倒的にいいと思います。一度ツルツルのレベルを上げると、歯垢が付きにくくなるんですよね。たとえば、夜、歯を磨いて、翌朝起きたときに口の中がネバつかないとか、そういう実感はありますね。
―最初、一番慣れなかったのは、磨いている歯とは違う歯に柄が当たったときにすごく気になったというところです。
松田 確かに柄が歯に当たるとビリビリきますね。磨き方の動画もありますし、見ていただくといいと思います。
個々人で歯並びは違いますので、きれいな歯並びの方はオーソドックスに磨いていただければいいと思うんですけど、矯正されている方や、歯並びに自信がない方は、歯医者さんでソニッケアーの使い方の指導を受けるといいかもしれません。
―歯磨き粉を使ってもいいのかという点も気になるのですが。
松田 そうですね。ミントなどが入っていて口の中がすっきりしたりしますから、使いたいという方も多いようです。研磨剤が入っていないものなら使っていただいてもよいと思いますが、ソニッケアーなら基本的には歯磨き粉は必要ありません。使う場合も、小指の爪大、小豆大程度で十分泡立ちますし、あまり使いすぎない方がいいと思います。
中山 歯磨き粉で危ないのが、泡立ちがよかったり、味が口の中に充満したりすることで、実際には歯垢が落ちていなくても磨いた気になってしまうことですね。歯磨きは何よりもブラッシングすることが大切だと思うので。
お家と歯医者、両方でのケアが重要
松田 日本人には歯医者さんに定期的に行くという習慣があまりないんですよね。欧米ですと、歯石を取りに行ったり、定期検診で毎月行ったりということが当たり前だったりするんですよ。口内環境に対しての意識が、日本は欧米に比べてかなり低くて、だから歯周病が多いんだと思いますよ。偉そうなことをいってますが、私もいま数年ぶりに歯医者さんに通ってますけど。
中山 忙しいとなかなかいけないですよね。
松田 久しぶりの歯医者で「歯石がほとんど溜まっていませんね、どうしてですか」と聞かれたので、「ソニッケアーを使っているからですね。自社商品なんですけど」と勧めておきました(笑)。
―歯周病や歯肉炎になっている方が本当に多くて、そういう方が振動や刺激に敏感なんでしょうね。
松田 まずはそれを治してからですね。気にされている方は、まず歯医者さんに行ってもらいたいと思います。定期的に歯医者さんに口内の健康状態を見に行くということも大事だと思いますね。
最後に、手磨きをしている方にお伝えしたいのは、ほとんどの方は、手磨きではきちんと歯垢は落とせていませんよということです。ぜひ、ソニッケアーを使って口内環境を整えてもらえればと思います。
―ありがとうございました。
ここまで、ソニッケアーの担当者の方に詳しくお話を伺いました。
ちょっとしたコツと慣れで、手磨きよりもやさしく効率的にソニッケアーによって歯垢が除去できることが、おわかりいただけたかと思います。
今回、さらにフィリップス社員の方にも普段の使い方をお聞きしました。
社員の方のソニッケアーの使い方は?
ー会社でもソニッケアーを使っていますか?
もちろん、昼休みに食後ソニッケアーで磨いています。
ー歯磨きは毎回ソニッケアーですか?
朝昼晩と使ってますね。朝起きてからと昼、夜は就寝前に磨いてます。
ー歯磨き粉は?
たまに使います。使わなかったときは、磨いた後にマウスウォッシュを使っていますね。スッキリするので。
ーソニッケアー持ち歩いているんですか?
持ち歩いてます!長めの旅行のときも持っていきます。充電はかなり持つので、ポーチとかに入れていきますね。
ーソニッケアー以外に使っているケアグッズはありますか?
フロスを使っています。あとはマウスウォッシュですかね。
ー使い始めたきっかけは?
フィリップスに入ってから(笑)。
ー手磨きとの違いは?
とにかくツルツルになります!もう明らかに違いますね。
社員の方々も、ソニッケアーの威力はしっかり体感しているようでした。
朝の忙しい時間でも歯磨き時間が短縮できるとの声も。
一度慣れてしまえば、とても快適に使えるという点ではみなさん一致していました。
手間をかけずに、しっかりオーラルケアできるというのが、ソニッケアーの強み。
気になる方は、ぜひ一度手にして体感してみてください。