お口と健康
2019.07.29

歯がかゆいときの原因や対処法を解説!

経験がない人には実感しづらい感覚かもしれませんが、「歯がかゆい」という悩みをもつ人がいます。今回は、歯のかゆみが起こる原因として考えられるものをいくつかご紹介していきます。


とはいえ、歯の表面は通常痛みやかゆみを感じません。そのため、「歯がかゆい」と思っていても、実は歯ぐきに原因があるということもあります。

かゆいと思っていたら次第に痛みが出てきたり、患部が変色してきたりと、ほかの問題が起こる可能性も考えられるため、気になる場合は早めにかかりつけの歯科医院などでの受診をオススメします。

どうして歯がかゆくなる? 原因別に解説


口内で起こる感覚には大きな個人差があります。そのため、一概に口内の疾患が原因だと断定することはできません。

しかし、口内環境が悪化していく初期段階として、歯にかゆみが起こる可能性もゼロではありません。

口内環境を悪化させる病気として考えられるのは、虫歯歯周病ですが、ほかにはどのような可能性があるのでしょうか。あわせてチェックしていきましょう。

歯周病や虫歯


口内にかゆみや痛みを感じる際に、まず疑うべきなのが歯周病や虫歯です。歯の病気の代表ともいえるこの2つの病気にくわえ、歯肉炎の可能性も考えられます。

歯肉炎は歯周病の前段階ともいわれています。痛みや腫れが起こることが多く、かゆい状態は歯肉炎に含まれないと考えてしまうかもしれませんが放っておくことは禁物。

定期検診を受けていない人は、通いやすい歯科医院を探しておき、口内トラブルが起こった際はすぐに相談できるようにしておきましょう。

アレルギーや心理的要因


口の病気以外にも歯のかゆみの原因となるものがあります。大きな要因として考えられるのは、アレルギーです。

たとえば、虫歯治療用の金属器具が原因で歯がかゆくなることもあります。矯正器具などを装着している方でかゆみなどの不快感が続く場合は一度相談してみることをオススメします。

また、歯磨き粉など常用しているオーラルケア用品が原因でかゆみが生じる可能性も。アレルギー反応を起こす可能性がある成分は下記が挙げられます。

  • 香味料
  • 保湿剤や殺菌剤
  • そのほかの添加物

香味料は歯磨き粉によって異なる、香りや味のもととなるものです。最近の歯磨き粉はバリエーションが豊富なため、さまざまな成分が含まれていることも。

そのため、もし歯磨き粉を変えて症状が改善された場合は、歯磨き粉の成分が口内を刺激していた可能性が考えられます。

基本的に歯磨き粉はアレルギーを考慮して製造されていますが、人によってはまれにアレルギー反応が起こるケースが見受けられるのです。

そのほか、添加物として油分を含んだものがあります。これらの成分にもメリットがあるものの、口の中の粘膜が過剰に反応してしまう可能性もあります。

歯磨き粉以外に、口腔内洗浄液などを普段から使用している人でかゆみやひりひりした感覚でお悩みの人は、低刺激なタイプの製品に変更してみてください。

そのほか、ストレスからくる食いしばりなどで口内に負担がかかるケースがあります。

就寝中に、知らないうちに歯や歯肉に負担をかけてしまっている可能性も。そのため、朝起きたときに口内に違和感があるという人は、歯ぎしりなどを専門に治療している歯科医院で診療を受けるようにしてください。

そのほかの原因


親知らずが原因となっていることも


そのほかの原因として考えられるのは、親知らずです。親知らずが見えていなくても、歯肉の中で伸びてきている場合はほかの歯を圧迫して違和感が生じる可能性があります。

親知らずはまっすぐに生えてこない場合、ほかの歯との噛み合わせが悪くなりオーラルケアが難しくなります。親知らず周辺に歯垢がたまりやすくなり、歯肉炎や虫歯の原因となってしまうのです。

親知らずの治療をまだ済ませていない人で、奥歯のほうにむずむずとしたかゆみを感じる場合は、抜歯も視野に入れて歯科医院に相談しましょう。

トラブルを防ぐためにやっておきたい口腔ケア



今回は歯や歯肉にかゆみが生じる際に考えられるものを紹介しました。かゆみだけだと油断していると、後になって強い痛みが起こる場合もあるため、早い段階で歯科医師に見てもらうようにしてください。

また、かゆみを抑えるために自分でできるケアとしては、できるだけ歯垢などの汚れを取り除くことがあげられます。日頃のブラッシングのやり方や使っているオーラルケア用品に不安がある場合、アドバイスをおこなってくれる歯科医院もあります。高い歯垢除去能力が期待できる電動歯ブラシなどの使用も検討し、ご自身にあったケアをしてください。


歯のかゆみにはさまざまな原因がありますが、気になる症状が続く場合は早めの受診を。状況によっては、歯垢や歯石の蓄積が原因で口の中のトラブルが起こっていることもあります。自身の口の中のケア方法を見直し、大きなトラブルに発展しないように対策をとりましょう。

監修者

歯科衛生士
粟飯原ももこ

あいはら ももこ。歯科衛生士。平成18年3月歯科衛生士資格を取得し、歯科医院にて勤務。歯科医療をテーマにした執筆や訪問歯科衛生士に関する冊子制作などにも携わる。

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