正しい歯ブラシの持ち方&磨き方のポイントをマスターしよう!♡
ギュッと握りしめるように持つ人もいれば、鉛筆のように持っている人もいるかもしれませんね。
持ち方を気にしたことがない人もいるかもしれませんが、持ち方一つで操作性や力加減が変わることもあります。自分に合っていない持ち方をして、知らず知らずの内に歯ぐきを傷つけてしまうこともあるのです。
歯ブラシの正しい持ち方から磨き方まで、正しい歯磨き方法についてご紹介していきます。
歯ブラシの正しい持ち方とは?
山切りカットや極細タイプなど、さまざまな種類がある歯ブラシですが、基本的な持ち方は「ペングリップ」と「パームグリップ」の2種類です。それぞれ、どんな持ち方なのでしょうか?
「ペングリップ」は、鉛筆を持つときのような持ち方で、細かい部分まで磨くことができるのが特徴です。一方、「パームグリップ」は、歯ブラシの柄の部分をギュッと握りしめるような持ち方。「パームグリップ」は、人によっては、力が入りすぎてしまうこともあります。
すぐに毛先が広がってしまう人は、「パームグリップ」よりも「ペングリップ」を選択した方がいいでしょう。
いずれの持ち方でも意識したいのが、歯ブラシの柄を握りしめすぎないこと。力を入れながら磨くと、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。
隅々まで汚れを落とせるような持ち方を選択してくださいね。
持ち方だけじゃダメ! 正しい磨き方のポイント
正しい歯ブラシの持ち方を覚えたら、次は磨き方です。正しい歯ブラシの持ち方を意識するだけでは、正しい磨き方ができている状態とは言えません。
どうすれば、正しい磨き方がマスターできるのか、ポイントごとにご紹介していきます。
【ポイント1】正しい力加減を覚える
強い力でゴシゴシと歯を磨くと汚れが落ちているような気がしますよね。
しかし、実際は歯ブラシの毛先が広がってしまい上手く磨けません。そればかりか、歯や歯ぐきを傷つけてしまうこともあるのです。
一般的に歯磨きの正しいブラッシング圧と言われているのが、100~200g程度。すぐに毛先が広がるような場合は、ブラッシング圧が強い証拠です。
力加減や歯ブラシの持ち方を見直した方がいいでしょう。
【ポイント2】小刻みに動かす
歯磨きのポイントは小刻みに歯ブラシを動かすこと。左右に大きく動かす磨き方では、細かい部分までブラシが届かず、磨き残しができてしまいます。
1本につき、10~20回程度小刻みに歯ブラシを動かしながら磨いてください。
【ポイント3】磨く順番を決める
なかには「いつもどこからスタートするか決めていない」「気になる部分から磨き始めている」という人もいますが、これは磨き忘れをつくる原因になることも……。
隅々まで磨くためには、順番を決めるのが大切です。
例えば、上の表側→上の裏側→下の表側→下の裏側→上の噛み合わせ→下の噛み合わせ、といったように一筆書きのようにスムーズに磨けるのが理想。
自分が磨きやすい順番を決め、それに従い磨くようにしましょう。
【ポイント4】場所ごとに歯ブラシの当て方を変える
歯を磨くときは、場所ごとに歯ブラシの当て方を変えるのがポイント。表側の歯を磨くときは、歯に対し直角になるよう歯ブラシを当てるのが基本。
一方、裏側の歯を磨くときは、歯に対し45度になるよう歯ブラシを当てましょう。
このほか、前歯の裏側は歯ブラシを縦に持ちながら磨くといったように、隅々まで磨けるよう、場所ごとに歯ブラシの当て方を変えます。
必要であれば持ち方も替えるなどして、磨き残しがない歯を目指しましょう。
【ポイント5】定期的に歯ブラシを交換する
何カ月も同じ歯ブラシを使っていませんか? 実は歯ブラシの交換目安は「1カ月」。
使い古した歯ブラシは、歯磨きが上手くできないばかりか、細菌の温床になることもあるのです。
歯ブラシを裏側から見たときに、ヘッドから毛先がはみ出ているようなら、1カ月経たなくても交換をしてください。
磨き残しの多い部分は、とくに注意!
歯を磨くとき必ず意識したいのが、「歯と歯の隙間」「歯と歯肉の間」「奥歯の噛み合わせ」の3カ所。実はこの3カ所は、磨き残しが多いとされる部分です。
磨き残しは、虫歯や歯周病の原因となってしまいます。この3カ所を磨くときはプラーク(歯垢)除去をイメージしながら、念入りに磨いてください。
とくに歯の隙間は、歯ブラシの毛先が届きにくい部分です。
適宜歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的役割のアイテムも使いつつ、歯磨きを行いましょう。
歯ブラシの正しい持ち方を知ることは、正しい歯磨きをするための準備です。
今回ご紹介したポイントの中に「できていないこと」があれば、さっそく今日の歯磨きから取り入れてみましょう。
また、本当に正しい磨き方をマスターしているか確認するために、歯垢染色剤を使ってチェックしてみるのもおすすめです。
自分では磨いていると思っている部分が、磨けていないこともありますから、どうすれば磨き残しなく歯磨きができるのか、工夫をしてみてくださいね。