歯みがき
2018.09.30

歯ブラシの正しい交換時期と保管方法は?



歯にこびりついた汚れをかき出し、お口の中をすっきりさせてくれる歯ブラシ。日々のオーラルケアになくてはならないこの歯ブラシですが、交換はどのタイミングでおこなっていますか?
1ヶ月単位で交換する、という方もいれば、数ヶ月、または半年以上同じものを使っている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。また、とくに目安を決めずに、なんとなく気づいたときに取り換えている、ということもあるでしょう。

交換の目安は人によって異なりますが、使い古された状態の歯ブラシでは、本来得られるはずのブラッシング効果を十分に発揮できないこともあります。つまり、歯ブラシで歯垢プラーク)をかき出すには、交換の目安を把握しておくことが重要なのです。この記事では、歯ブラシを交換すべきタイミングについて、詳しくご紹介していきます。

歯ブラシ交換は「1ヶ月」を目安に


歯ブラシは、毎日の歯のお手入れになくてはならないものですが、だんだんと毛先が広がり、弾力が減少していくため、どこかのタイミングで新品と交換することになります。しかし、どのタイミングで交換をすればいいのか、よくわからないという方もいるのではないでしょうか?

実は、朝昼晩1日3回歯磨きをしている場合の交換目安は「1ヶ月」です。「思ったよりも短い!」と驚いた方もいらっしゃるかもしれませんね。なぜ1ヶ月で交換するのか、という理由は、後ほど詳しく紹介していきます。

1ヶ月以内でも、毛先が広がっていたら交換を

もちろん、使用を始めて1ヶ月経っていなくても、歯ブラシの毛先が広がっていれば交換をしてください。とはいえ、どの程度毛先が広がるとNGなのか、分からない方もいるでしょう。

手元にある歯ブラシの毛先を確認するには、歯ブラシをひっくり返してみるとわかります。このとき、裏から見て、ヘッド部分から歯ブラシの毛先が見えていないようであれば問題ありませんが、はみ出て見えるようであれば、交換のサインです。

すぐに毛先が広がる場合は、磨き方に注意


ただし、短期間で毛先が広がってしまう人は要注意。一度磨き方を見直す必要があるかもしれません。ブラッシング圧が強すぎる可能性があるので、優しく歯を磨いてください。

歯を磨く前に、歯ブラシをひっくり返してチェックする習慣をつけておくと、古い歯ブラシで歯を磨く心配がなくなりますよ。

歯ブラシの交換が必要な理由




それでは、歯ブラシはどうして1ヶ月で交換しなければならないのでしょうか?交換が必要な理由について、見ていきましょう。

本来のブラッシング効果を発揮できない


歯ブラシは、口の中に溜まった歯垢などの汚れを落とすことが目的ですが、毛先が開いている状態では、上手く汚れをかき出すことができません。つまり、いくらていねいに磨いても、磨き残しが発生してしまうことになるのです。磨き残しは、虫歯歯周病の原因となります。毎日磨いていたはずなのに虫歯ができる、ということにもなりかねません。

このように、本来のブラッシング効果が発揮できなくなった歯ブラシでいくら歯を磨いても、本当の意味で歯を磨けたとは言えないため、定期的に新品の歯ブラシに交換した方が良いでしょう。

歯や歯茎に傷がつくことがある


毛先が広がった歯ブラシは、弾力がなくなるため、歯や歯茎を傷つけてしまうことがあります。その結果、冷たいものが染みるようになることも……。知らず知らずのうちに口の中を傷つけてしまう、ということのないよう、1ヶ月ごとに歯ブラシの交換をしていきましょう。



雑菌が増殖する


ブラシの毛先が広がるのは目で見てわかる問題ですが、目で見えない部分に問題が生じることもあります。歯ブラシは、口の中の菌を落とす道具でもありますから、たくさんの菌が付着しています。そのため、古い歯ブラシは、雑菌の温床となることがあるのです。

誤った歯ブラシの保管方法にも注意!


先ほどを紹介した通り、歯ブラシには多くの菌がついています。誤った歯ブラシの保管方法は、菌を増殖させてしまう原因です。歯ブラシを1ヶ月間良い状態で使うためにも、正しい保管方法を知っておきましょう。

まず、歯磨きが終わったら流水でよく洗い、乾燥させます。ブラシ部分を洗うときは、指でもむようにして洗うのがポイントです。汚れが残っていないかよく確認し、風通しの良い場所で乾燥させましょう。

歯ブラシの保管で大切なのが、乾燥です。朝昼晩と歯を磨く人は、複数本の歯ブラシを使うのも良いでしょう。同じ容器に複数本の歯ブラシを保存する場合、ブラシ部分が接触しないように気を付けてください。歯ブラシ同士を離して置き、適度な距離を保ちましょう。

また、歯ブラシにケースがついていることもありますが、蓋を閉じると乾燥しにくいので、乾くまでは蓋を開けておくなど、乾燥しやすい環境を整えてあげるのもポイントです。



交換日をあらかじめ決めておくのもオススメ!


日々、私たちの歯の歯垢を取り除いてくれる歯ブラシ。せっかく毎日歯磨きしても本来の性能を発揮でいていなければ、歯を磨いている意味がありません。1ヶ月に1回の歯ブラシ交換は忘れずにしたいものです。同じ歯ブラシを1ヶ月以上使い続けているという人は、はやめに新しい歯ブラシと交換してください。

また、「いつ交換したのか忘れた……」ということにならないためにも、自分が覚えやすい日付を「歯ブラシ交換日」と決めておくのも良いでしょう。清潔な歯ブラシで、日々のブラッシングをしてくださいね。

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