歯みがき
2018.12.30

ワンタフトブラシのメリットと使い方を徹底解説


Q1. 「ワンタフトブラシ」って?


A1. 仕上げ磨き用の歯ブラシとして推奨されています。


ワンタフトブラシは、通常の歯ブラシとは違い、筆のように毛先をぎゅっとひとまとまりにした歯ブラシです。ヘッドが小さいため、通常の歯ブラシでは届きにくい箇所の歯垢プラーク)を取り除くことができます。歯並びが悪い人や矯正中の人、歯ブラシで磨きにくい場所が多い人は使ったほうがいいとされています。

Q2. ワンタフトブラシを使用するコツは?


A2. ワンタフトブラシは使うタイミングや使用方法を確認しておく必要があります。


ワンタフトブラシは仕上げ磨き用として使います。小刻みに動かして汚れを取り除くため、動かしやすいペングリップで持つとよいでしょう。

オーラルケアを徹底している人であれば、歯ブラシと一緒にデンタルフロス歯間ブラシも用いているかもしれません。
これらのオーラルケア用品に加え一緒に使いたい「ワンタフトブラシ」。その特徴や使用方法について詳しく見ていきましょう。

ワンタフトブラシとは?



毎日使う歯ブラシというと、長方形のヘッドに毛束がたくさん生えているものをイメージする人が多いでしょう。歯を磨くという点ではどちらも同じですが、一般的な歯ブラシとは少々形が違います。

ワンタフトブラシは、筆のように毛束がギュッとひとまとまりになった歯ブラシです。ヘッドが小さいので、通常の歯ブラシでは届きにくい箇所の歯垢(プラーク)を取り除くことができます。

その一方で、歯に当たる面積が少ないため、メインの歯ブラシとして使用するには効率が悪く、すべての歯を磨き終わるまでとても時間がかかってしまいます。そのため、歯ブラシを使ったあとの仕上げ磨き用歯ブラシとして推奨されます。

歯ブラシだけでは歯垢を除去できない


「今のブラッシングに満足している」「歯ブラシだけで綺麗に磨けている」と思っている人のなかには、「わざわざ手間をかけて仕上げ磨き用歯ブラシを使う必要があるのか」と考えている人もいるかもしれませんね。

しかし、現実問題として歯ブラシだけですべての歯垢を除去するのは難しいと言われています。
奥歯や親知らずをブラッシングしているとき、歯ブラシが届きにくいと感じている人も多いのではないでしょうか? 毛先が届きにくいということは、それだけ歯垢が除去しにくく、磨き残しを作りやすいということでもあります。

知らず知らずのうちに作ってしまった磨き残しは、歯周病虫歯の原因となることもあります。
こうした磨き残しを少しでも減らすためにも、細かな部分に届きやすいワンタフトブラシはもちろん、歯の隙間を磨くのに適した歯間クリーナー(歯間ブラシやデンタルフロス)などの歯ブラシをサポートする道具を積極的に活用していってくださいね。

ワンタフトブラシを使用するメリット


では、ワンタフトブラシにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
これまでのお話でも少し触れてきましたが、大きなメリットの一つが、歯ブラシが届きにくい部分にも届きやすいという点。

私たちが日ごろ使う歯ブラシは効率よく歯を磨ける反面、届きにくい場所もあります。
一方、ワンタフトブラシはヘッドがコンパクトなので、歯ブラシの毛先が届きにくい奥歯や親知らずにもアプローチしてくれます。そのため、汚れが溜まっている場所をピンポイントで狙って磨くことができるのです。

細かな部分の汚れを狙ってかきだすのに適した歯ブラシと言えるでしょう。

また、山切りカットの形をしたものは歯と歯茎の溝を磨くのに適しています。歯と歯肉の境目に使うことで、歯垢を効率よくかき出してくれるためです。
歯並びが悪い人や矯正中の人など、歯ブラシで磨きにくい場所が多い人は利用してみるとよいでしょう。

ワンタフトブラシの使用方法



細かな部分や歯と歯茎の溝の歯垢除去に適しているワンタフトブラシは、使うタイミングや使用方法を確認しておくことで、より効率的に歯磨きができます。
使用方法を詳しく見ていきましょう。

歯磨きをしてから使う


ワンタフトブラシは、仕上げ磨き用として推奨されることが多い歯ブラシ。歯ブラシで磨けなかった部分、磨きにくかった部分を磨いていくのが大きな役割になります。
まずは、歯ブラシで普段と同じようにブラッシングをおこない、それから仕上げ磨き用として使っていきましょう。

持ち方はペングリップ


鉛筆を持つ持ち方(ペングリップ)で持ちます。パームグリップという握りしめるような持ち方でも良いですが、ペングリップの方が細かい動きをするのに適した持ち方です。

小刻みに動かす


歯と歯茎の間や奥歯など、歯ブラシが届きにくい場所に当てて磨いていきます。歯と歯茎の間になぞるように当て、歯の隙間を磨くときは小刻みに動かしましょう。

その際、力を入れ過ぎないように注意してください。鏡を見ながらていねいに磨き、磨き残しがなくなれば完了です。


歯ブラシでていねいに歯を磨くのはオーラルケアの基本ですが、それだけでは十分でないこともあります。
そんなときに活用したいのが、小さいながら優秀な性能を持っている「ワンタフトブラシ」です。「歯と歯の隙間」や「歯肉の境目」といった、磨きにくいとされる部分にもアプローチしやすいため、とても重宝します。口内環境を整える相棒として、歯ブラシとともに活用してみてはいかがでしょうか?
OralFirst
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