お口と美
2018.11.15

歯が透けるのは病気のサイン?酸蝕症の症状と予防方法


Q1. 歯が透けている気が……これは病気ですか?


A1. 「酸蝕症(さんしょくしょう)」と呼ばれる病気かもしれません。


私たちの歯は、エナメル質という硬い組織に覆われています。しかし、このエナメル質は「酸」による刺激に非常に弱いのです。
そのため、普段の生活で酸性の飲食物を頻繁に摂取することによって引き起こされてしまいます。

Q2. 酸蝕症はどんな症状が出るんですか?


A2. 知覚過敏の原因になります。


エナメル質は外からの刺激を感受する組織がありません。そのため、健康な葉であれば冷たいものがしみることがないのです。
しかし、酸蝕症によってエナメル質が溶けてしまうと、象牙質までの距離が縮まり知覚過敏などの症状がおこりやすくなってしまいます。酸蝕症が重症化するほど、知覚過敏の症状も強まります。
また、単に歯が透けて見えるだけでなく、実際にエナメル質が溶けているので歯質が欠けてしまいます。
そのため、歯の表面に丸みを帯びるようになったり、さらに進行すると虫歯を発症して穴が開いたりすることも。同時に、黄ばみや黒住のような着色も確認されるようになってしまいます。

Q3. 酸蝕症の治療法はありますか?


A3. 酸蝕症の治療法は症状によって大きく異なります。


軽度の場合は、食習慣の改善とセルフケアによって症状を軽減させることができます。根本的な原因となっている酸性飲食物(清涼飲料水、柑橘類など)の摂取を控えることが大切です。
中等度から重度の場合、すでには歯虫歯にかかった時と同じような状態になってしまいます。そうなってしまうと、歯科医院で詰め物やかぶせ物などといった治療をうけなくてはなりません。
酸蝕症にならないためにも、酸性食品の摂取方法や頻度を見直し、過剰摂取を抑えるようにしましょう。また、食後30分以内の歯磨きは歯のエナメル質を摩耗してしまうので、控えるほうが良いでしょう。

「酸蝕症(さんしょくしょう)」と呼ばれる病気は、歯が透けるという症状が生じます。ここではそんな酸蝕症の特徴や症状、予防方法などを詳しく解説します。

酸蝕症ってなに?


私たちの歯は、エナメル質という非常に硬い組織に覆われています。歯を削る際に、ダイヤモンドが含まれたバーを使用するのはそのためです。
それほど硬いエナメル質ですが、「酸」による刺激には非常に弱い傾向があります。日常的に酸にさらされると、エナメル質が溶けていき、歯が透けるような状態へと変化していくのです。
酸蝕症は、主に酸性飲食物の頻繁な摂取によって引き起こされます。

酸蝕症の症状について


知覚過敏の原因に


歯の外側を覆っているエナメル質には、外からの刺激を感受する組織が存在していません。そのため、健康な歯であれば、冷たいものがしみるようなこともありません。
それが酸蝕症によって溶かされると、その下に存在している象牙質までの距離が縮まり、知覚過敏などの症状が起こりやすくなります。これは酸蝕症の主な症状です。
酸蝕症が重症化するほど、知覚過敏の症状も強まります。

歯が丸みを帯びて着色も目立つようになる


酸蝕症は、単に歯が透けて見えるだけでなく、実際にエナメル質が溶けていますので、徐々に歯質が欠けていきます。
歯の表面に丸みを帯びるようになったり、ひどくなると虫歯を発症して穴が開いたりすることもあります。同時に、黄ばみや黒ずみのような着色も確認されるようになります。これらは酸蝕症によって生じる「酸蝕歯(さんしょくし)」の特徴的な症状です。

酸蝕症の治療法について


酸蝕症の治療法は、症状によって大きく異なります。

軽度の酸蝕症


歯がわずかに透ける程度の軽症であれば、食習慣の改善とセルフケアによって症状を改善することができます。
根本的な原因となっている酸性飲食物(清涼飲料水や酢、柑橘類など)の摂取を控えることが第一です。また、オーラルケアを徹底することによって口内が中性に保たれ、歯が溶けにくい環境をつくりやすくなります。
知覚過敏の症状が気になる方は、歯医者さんで適切な処置を受けることをオススメします。薬剤を歯面に塗布することで、知覚過敏の症状を和らげることができます。

中等度から重度の酸蝕症


酸蝕症が進行すると、虫歯にかかった時と同じような状態、つまり歯が溶けて、歯冠がボロボロになった状態になります。
そうなると、詰め物や被せ物といった補綴治療を適用しなくてはなりません。重症度の高い症例では、抜歯をすることもありますので要注意です。

歯が透ける前に酸蝕症を発見するポイント


酸蝕症は、エナメル質が溶けることによって歯が透ける病気です。そのため、発見が遅れるほど、失う歯質の量も増えていきます。それだけに早い段階で発見したいものですよね。

冷たいものがしみる


冷たい飲み物や食べ物を口に含んだ時に、「歯がしみる」という感覚がある場合は酸蝕症が疑われます。わずかにしみる場合でも、一度歯科医院での受診することをオススメします。そうすることで、初期の段階で酸蝕症を見つけることが可能です。

歯が丸みを帯びてきた


酸蝕症の初期では、歯の角の部分が徐々に丸みを帯びるようになります。その後、エナメル質の厚みも薄くなっていくため、歯が透けてしまいます。
歯が丸みを帯びてきたと感じたら、酸蝕症を疑いましょう。

酸蝕症はこうして予防する


酸蝕症は歯質が失われる病気ですので、虫歯と同様にとても深刻です。予防はしっかりとしておいたほうがいいでしょう。

酸性食品の摂取方法や頻度を見直す


酸蝕症の根本的な原因は、酸性食品の頻繁な摂取です。とくに、炭酸飲料やスポーツドリンクといった清涼飲料水は、口にする頻度も高いため、歯を溶かしやすい傾向にあります。また、ビールやワインといったアルコールも長時間飲み続けることで、酸蝕症を引き起こす原因となります。
これらを摂取する際に気を付けるべきは、口内に含んでいる時間。ちびちびと飲んだり、短時間で頻繁に摂取したりすると、口内が酸性環境に傾き続けるため、歯質の溶解を促進してしまいます。これらの飲料の過剰摂取を控えることはもちろん、飲み方も工夫するようにしましょう。

歯磨きを行うタイミング


清涼飲料水などを摂取しても、口内が中性に保たれれば酸蝕症にはなりません。歯というのは中性環境だと、唾液に含まれるカルシウムやリンによって修復が起こり、酸蝕歯になるのを防ぐことができるからです。
そこで重要なのが歯磨きを行うタイミング。食事にはたくさんの酸性食品が含まれていますので、放っておくと酸蝕症の症状が進行してしまいます。食後に歯磨きをし、口内を中性にリセットしましょう。
また、食後すぐに歯磨きをすると、歯が傷ついてしまうという話を聞いたことがある人もいるでしょう。これは、酸で軟化した歯を歯ブラシが摩耗してしまうからです。酸性飲食物を摂取した後は30分ほどしてから歯磨きをしましょう。食後の30分ほどで歯を守る唾液の力が働いて、歯の硬度が戻ってくることも明らかになっています。もちろん、虫歯予防だけで言うなら食後すぐに磨いても構いません。
ご自身の口腔内で虫歯リスクと酸蝕症のリスクどちらが高いのか見極めて磨くようにしましょう。


酸蝕症は酸性の食品を摂取することで生じる歯の病気ですので、食習慣を改善することで治療や予防に寄与します。
重症化した場合は歯科医院での治療も必要となるため、酸蝕歯などの症状が気になる方は、まずはかかりつけの歯科医を受診してみましょう。
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