お口ケア
2019.04.08

パートナーや同僚に「口臭がする」と伝えるには……?

他人のニオイに関する指摘はハードルが高いもの。相手を不快な思いにさせてしまうこともあるため、「その人のために」と思っても、つい気がひけてしまう方も多いのではないでしょうか?

とはいえ、同じ空間にいれば口臭は気になりますし、不快なニオイを我慢しながら過ごすのはとても大きなストレスです。
特に毎日顔を合わせる上司や、家族の口臭が気になりだすと日常生活に支障をきたす可能性も……。

今回は、「いつも周りの口臭が気になっているのにうまく伝えられなくて悩んでいる」という方に、できるだけ相手に心理的ダメージを与えずに口臭の話を切り出す方法を紹介していきます。


口臭は歯周病をはじめ、病気が原因になっていることもあるため、大切な人であれば早めに伝えて、改善のために行動に移してもらいたいですよね。

これから紹介する方法はあくまで参考の一つです。自分なりに伝え方をアレンジしてみてください。

口臭がキツイのは病気が原因であることも……


まずお伝えしたいのは、「口、クサイよ」、「前から思っていたんだけど、口臭がひどい!」などストレートに伝えるのは避けてほしいということ。
自分のニオイについて指摘されるのは大きくショックを受けることが考えられます。

そうなると、相手が感情的になってしまうことも考えられます。せっかく勇気を出して相手に伝えたとしても、きちんとコミュニケーションがとれなければ理解してもらうことが難しくなってしまうかもしれません。
いきなり本題を告げるのでなく、相手にも心の準備を与えつつ話をすることを心がけてみてください。

また、口臭は食べ物や生活習慣、口内ケア不足だけが原因でなく胃腸の病気が関連していることがあります。
その人自身も病気そのものや、病気からくる口臭で悩んでいるかもしれません。

そうした可能性も考えつつ、話すときはできるだけていねいな口調で。
「できれば、気を悪くしないでほしいんだけど……」、「これはあなたのことを否定しているわけではないんだけど……」と前置きを話してから本題に入るのが大切です。

しかし、会社の上司などどうしても「相手の口臭」を話題に出すのが難しい相手もいますよね。そういった相手にどうやって伝えるのかも考えてみましょう。

「あの人の口臭が気になる!」でも伝えにくいときは?


自分の口臭を気にしてみる


「昨日、実はニンニクをたくさん食べちゃって……なんだかニオってませんか?」と、まず自分のニオイのことを話題に出して、相手にも自身のニオイを気にしてもらうという方法があります。

ただ、この伝え方はかなり遠回しのため、こちらが意図するようには伝わらない可能性も。相手が「あれ、自分の口臭が良くないのかな?」と、すぐに気づくことは期待し過ぎないほうがよいでしょう。
しかし、いきなりストレートに伝えにくい相手に対して様子見としてオススメの方法です。

口臭に対する話題を出してみる


先ほどのものよりも、少し直接的なのは「ビジネスシーンで相手の口臭が残念だと感じる人は多い」、「“スメハラ”という言葉があるみたいですよ。」など、口臭の話題を持ち出してみる方法です。

もし、相手が口臭への関心がなさそうであれば、こうした知識をシェアすることで、口臭ケアの重要性を伝えられるかもしれません。
相手がそういったニオイのエチケットを持ち合わせているかどうかは、その人の体臭や車内のニオイ、デスクの状態からある程度の察しがつくはず。相手に合わせた伝え方を検討しましょう。

機会があれば、社内でそうしたスメハラや香害(こうがい)をテーマに話し合いの場を設けてみてもよいかもしれません。

水やガムをあげる


どうしても言葉で伝えることが難しい場合は、ガムや水を渡してみるのはいかがでしょうか。体調を気遣いつつ、渡すのがポイントです。

「今日、自分の体調が悪く見えるのかな?」と相手も自分の身体の様子を振り返るきっかけにもなりますし、下手に口臭のことを伝えて相手を怒らせてしまうリスクも減ります。

自分の口臭を周りの人に指摘されたときは……


この記事を読んでいる方は、今、自分の周りに「口臭をなんとかしてほしい」と感じるような人がいるのかもしれません。しかし、ひょっとしたら自分の口臭もほかの人に不快な思いをさせている可能性があるのです。

もし、自分に対して「口臭、少し気になりますよ」と指摘があった場合は、まずは感情的にならず、相手の話を冷静に聞き入れてみてください。

「そんな言い方しなくても……」と、カチンとくるかもしれませんが、まずは相手に対する感謝の気持ちを持つことが大切です。
ほとんどの人は、あなたに直接口臭のことを伝える前に一定期間は伝えるべきかどうか悩んでいるはず。伝える側もそれなりの勇気をもってあなたに伝えてくれているということを覚えておいてください。

自分の口臭を改善してほしいと伝えられたら、まずおこなうべきはブラッシングなどの口臭ケア。
とはいえ、過度に気にし過ぎるのもよくありません。口臭チェッカーなどを使用して数値で自分の口臭を測ってみるのがオススメです。


今回は、ふだんから口臭が気になる人に伝える方法を、いくつかご紹介しました。

場合によっては、直接伝えてもらうことを好む性格の人もいます。親しい仲であれば急によそよそしい態度で、遠回しに伝えられるより、端的に伝えてもらうほうがありがたいと感じられるかもしれません。

結局のところ、伝え方は自分次第。会社で上の役職の人に部下である自分が伝えるより、ほかの役職の社員から伝えてもらうほうがよいケースもあります。

自分自身も快適な生活を送るために何がベストかを信頼できる人に相談してみることを忘れずに。
相手のことを思って伝えるのですから、それが伝わるように、しっかりとした伝え方を考えましょう。
OralFirst
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

歯みがき

お口ケア

お口と健康

お口と美

NEWS