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2018.10.31

口臭リスクを自分で確認できる「口臭ケアサポートアプリ」を開発

ライオン株式会社が保有する口臭に関する知見を活用して開発中の「口臭ケアサポートアプリ」を用いて、東急百貨店本店の協力を得て接客スタッフを対象とする実証実験を2018年10月から約1カ月間にわたって実施しました。

このアプリの開発支援をするのは富士通クラウドテクノロジーズ株式会社のAI活用支援のサービスと株式会社エムティーアイ。
自分のをスマートフォンで撮影するだけで、口臭リスクレベルを判定できるため、オーラルケアに関する意識の向上が期待できます。

約7割の人が不安を感じている「口臭ケア」へ、新たなアプローチ


近年、オーラルケアは多くの人にとって日常的な行動の一つとなっています。
ライオンが行った調査では、口臭に対する不安を感じる人が72%もいるということが判明しました。

このような背景を受け、数多くのヘルスケアサービスを開発・運営しているエムティーアイの実績・ノウハウと、ライオンが長年のオーラルケア研究で培った知見を生かし、口臭に対するケアを必要とする人の不安軽減を目的に、口臭リスクレベルを手軽にセルフチェックできるスマートフォン用口臭ケアサポートアプリの開発が実現しました。

口臭ケアサポートアプリについて


開発が進んでいる「口臭ケアサポートアプリ」は、自分では気づきにくく不安に思う口臭のリスクを、スマートフォンで確認できるというもの。

スマートフォンで撮影した自分の舌の画像をもとに、口臭リスクレベルを判定。舌の画像をAIが識別し、その汚れなどの状態から口臭リスクを判定する仕組みとなっています。
判定結果とあわせてオススメのケア方法の紹介や、オーラルケアの豆知識などのコラムも充実させ、利用者の口腔衛生に対する意識の向上もはかります。
また、チェックを行わなかった場合にはアラートで知らせるなど継続的なチェックを促す機能もあり、毎日の口臭ケアをサポートしてくれます。


紹介されるオススメのケア方法によって、自主的なオーラルケアの実施を促すことを狙いとしています。
その結果、対人関係での口臭に対する漠然とした不安が軽減され、積極的に人との会話が生まれることが期待できます。
ライオンでは、本アプリを接客業など対人対面での応対が必要な業態に向け、接客サービス向上のツールとして実用化を目指しています。

東急百貨店本店での約1カ月間の実証実験を実施


実用化に先駆けて、東急百貨店本店の接客スタッフを対象とする実証実験が実施されます。
今回の実験は、「hug everyone.」を企業理念のスローガンに掲げ、お客様にとってなくてはならない存在であり続けるために、日々取り組まれている東急百貨店の協力を得て、店頭での接客スタッフ50名を対象に、2018年10月から約1カ月間実施しました。

アプリを活用することによって、身だしなみの一環として「口臭ケア」を行うことで、接客にも自信を持ち、「おもてなし」をさらに高めることができるという仮説を検証することが目的となっています。
この実証実験の結果をもとに、インターフェースや機能を改善して、本アプリの実用化を目指すとのことです。

OralFirst
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