お口ケア
2018.05.31

ニンニクだけじゃない!口臭が悪化する食べ物に注意

口臭が悪化する食べ物というと、代表格ともいえるニンニクを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
しかし、ほかにもきつい口臭のもとになってしまう注意すべき食べ物があります。


今回は口臭が悪化する食べ物と、「食べてしまった」ときの口臭対策について紹介します。
 

外食で注意すべき食べ物 3種!


大きく分けて3種類の食べ物が口臭を悪化させると考えられます。なかには、飲み会での定番メニューも。
それぞれの食べ物別に対策方法を紹介していくので、ぜひチェックしてみてください。

利尿作用のあるもの


まず注意したいのは、利尿作用のある食べ物や飲み物です。

おもに、カフェインやアルコールを含んだものは体内の水分を外に出してしまうため、口の中が乾いてしまいます。
唾液の量が減ると口臭が悪化しやすくなります。過度な摂取は脱水症状を引き起こすこともあるので、注意が必要です。

また、アルコール類やコーヒーなどは飲料自体にニオイがあるため、飲んだ後は口臭のケアをしっかりとおこないましょう。
コーヒーはにも汚れが付着してしまい、放っておくと卵がくさったようなニオイを発してしまうことがあります。お酒も甘みのあるものだと糖類が口のなかに残ってしまうため、水で口をゆすぐことをオススメします

たんぱく質を含む食べ物



居酒屋の飲み会で多くの場合出てくる肉料理やチーズ。たんぱく質を含むこれらの料理も強い口臭の原因となりやすいので注意が必要です。
肉料理とチーズは組み合わせもピッタリですが、食後はしっかりと口内ケアをおこないましょう。

たんぱく質は、口内細菌の格好のエサとなり、分解されるとガスとして口内に充満してしまいます。また、肉料理などは食べカスが口の中に残りやすく、放っておくとより口臭が悪化してしまうことも。
お肉料理を食べたあとは水で口をゆすぐなど口内をきれいにしておきましょう。また、つまようじなどで歯にはさまった食べ物を取り除いておくことも忘れずに。

あまりにもニオイが気になるようであれば、マウスウォッシュなどで一時的な口臭の軽減を図るのも有効です。

マウスウォッシュをすることで清涼感が得られ、口のなかの汚れ(食べカス)を取り除くことができるでしょう。しかし、家に帰ったあとはしっかりとブラッシングなどのケアをおこなってください。

また、食後30分以内にガムを噛むことも効果的です。
ガムのなかでも口臭予防に特化して開発された製品にはクロロフィルや緑茶などに含まれるカテキンを利用した成分などが含まれています。これらの成分は口臭のもととなる成分と中和し、ニオイを緩和する働きがあるといわれているため、食後にガムを噛むように習慣づけてみてはいかがでしょうか。

また、ガムを噛むことで唾液の分泌を促すことができます。唾液の分泌は口臭を悪化させないためにはとても重要。
梅干しなど唾液がたくさん出る食べ物があるようなら、最後に食べるのもオススメです。

香辛料・口臭に関係する成分が含まれる食品


種類によって差はあるものの、インドカレーなどにつかわれている刺激のある香辛料は素材そのもののニオイが強く、口臭や体臭に大きな影響を与えます。

そのほか、玉ねぎと同じくニラ、ネギなどの野菜もアリシンと呼ばれる成分がニオイの原因となります。
アリシンは調理の過程で発生して、最終的に口臭の原因となる成分に変化するため、重要の予定など口臭を悪化させたくないときには口にしないほうが賢明です。

もし、ネギやニラなどたまねぎの仲間である香味野菜を食べてしまったときは、緑茶などのカテキンを含む飲み物をあわせて飲みましょう。また、たんぱく質を含む牛乳もニオイを軽減させる効果があるといわれています。

香味野菜系は加熱することでニオイをおさえられます。ネギやニラを熱すると、口臭の原因となるアリシンはスコルジニンという物質に変化し、ニオイをおさえることができるのです。
しかし、まったくニオイがしないというわけではありません。食べるタイミングには、十分に気をつけましょう。

そのほか、口臭を和らげる成分として注目されているのが、柿由来の成分「柿タンニン」です。実際に柿から有効成分を抽出してつくられた製品は数多く石鹸なども多数販売されています。

柿タンニンを含んだ薬剤を使用して行われた実験では、被験者の口臭の測定レベルが低下した(臭くなくなった)ことがわかっており、口臭の原因となる成分への効果が期待されています。

また、ドイツでおこなわれた研究によると、生姜に含まれる成分(ギンゲロール系)は唾液の成分に影響を及ぼし、口臭を引き起こす成分の分解をサポートすることがわかっています。


今回は口臭を悪化させる可能性のある食べ物と、食べてしまったときの対処法についてご紹介していきました。もちろん、食べた後にブラッシングをするのが一番理想ではありますが、外で食事をするときには難しいことが多いですよね。

そんなときは、上記で紹介した方法を実践してみてください。


<参考・参照元>
口臭の症状・原因|くすりと健康の情報局
OralFirst
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