お口ケア
2019.05.24

「自分の口はクサイ?」簡単な口臭チェック方法を紹介

人は自分のニオイには無頓着だといわれています。とはいえ、ニオイというのは人によっては本当に苦痛なもの。
「ニオイがキツイ」という理由だけで不潔だという印象を持たれてしまったり……。残酷なようですが、ニオイはそれだけ人との関係構築に影響を与える要素の一つなのです。

ニオイのなかでも特に気をつけたいのが“口臭”。誰かと話をしているとき、相手の口臭がただよってきて「話に集中することができなかった」という経験はありませんか? また、「同じ思いを人にもさせていないか?」と気になった経験がある人もいるでしょう。


今回は自分でもかんたんにできる口臭チェックのやり方を一挙ご紹介。大人のエチケットとして、自分の口臭に問題はないかしっかりと確認をする習慣をつけておきましょう。

口臭をセルフチェックする方法は?



口臭を簡略的に確かめる方法はいくつかあります。後ほど、詳しくご説明しますが「口臭チェッカー」を使用することで自分の口臭を数値化することもできますが、そのような専用のグッズを買わなくてもすぐに試せる方法が。

それは、口の中に指を入れ、の上や唾液が出ている箇所をやさしく指でなぞり、指のニオイを確認するという方法。
指についたニオイが気になるようであれば、口の中で菌が繁殖している可能性があります。ただし、朝起きたばかりの口臭や空腹時の口臭はふだんの口臭よりも強い傾向にあります。その時間帯は避けて口臭のチェックをしてみてくださいね。

また、シンプルなやり方として、カップやビニール袋に自分の呼気を吹き込んでニオイを嗅いでみるという方法も。手軽に自分の口臭を客観的に感じることができます。

しかし、この方法で確かめられるニオイは必ずしも周りの人が感じるあなたの口臭と自身で確かめた口臭と同じとは限りません。正確に口臭を知りたい場合は、手のひらなどを軽く舌で舐めて、乾燥した後のニオイをチェックするとよいでしょう。実際に周りが感じるニオイが再現しやすくなります。

上記のチェック方法からわかるのは、「舌の状態も口臭に大きな影響を与えている」ということ。

舌のうえは口内の細菌がたまりやすく、舌苔(ぜったい)と呼ばれる白色や黄色の垢のようなものができてしまうことがあります。試しに自分の舌を鏡で確認してみてください。
舌苔と思わしきものが付着しているのであれば、それが原因で口臭が出ているのかもしれません。

舌の汚れを取ることは大切ですが、舌はデリケートな器官なため、歯ブラシなどでゴシゴシと擦ってはいけません。

舌苔ができてしまう原因はさまざま。単純に口内のケアが不足している場合もあれば、ドライマウスが原因のことも。また、口は消化器官とつながっているため、胃などに不調がある場合に舌苔ができてしまうことがあります。

口臭は口ではなく「ほかの消化器官に原因があるかもしれない」ということもふまえ、気になる方は歯科医院で診療を受けてみてはいかがでしょうか。

口臭を診療対象として、扱うクリニックも


口臭が気になる方はクリニックを受診することも検討しましょう。
過度に口内洗浄液を使うなど自己流の口臭ケアを続けていると、かえって口臭が悪化してしまうケースもあります。医師のアドバイスのもと、正しい口臭ケアを実践することが大切です。

しかし、実際に周りが気にしているわけでもないのに「自分の口臭は周りにとって不快になるほどだ」と思い込んでしまっているケースがあります。
これは、「仮性口臭症」や「口臭恐怖症」とも呼ばれ、自分の口臭を過度に気にしてしまっている状態。ひどいと日常生活に支障が出てしまう可能性もあります。

自らの口臭にまったく関心を持たないのは論外ですが、過度に気にしすぎるのも考えもの。自分の口臭は本当に改善する必要があるかどうか不安な場合は、口臭チェッカーを使って数値として自身の口臭を調べてみるのはいかがでしょうか?

口臭チェッカーは、市販でも多くの種類が販売されています。一般的には自分が吹き込んだ呼気のなかに含まれる臭気ガス(揮発性硫化物など)の成分量を測定し、ニオイの強さが数値で示されます。

しかし、口臭チェッカーが示す結果はあくまで目安です。結果が悪くても必要以上に気にせずに、病院などに相談するようにしてください。

そもそも口臭の原因は?


口臭が生まれる原因はさまざまですが、一般的には口内の菌(嫌気性の細菌)が生成する臭気ガスが特有のニオイのもとだと考えられています。
また、歯周病が進行していると口臭が強まる傾向にあり、早めの治療が必要となります。

たかが口臭の問題とでも、実際は病気が潜んでいる危険性も。今までは気にならなかった口臭が気になりはじめたり、周りに指摘されたりした場合は歯科医院で診てもらうようにしてください。


今回は口臭を自分で確かめてみるための方法について解説しました。すぐにおこなえるため、まずは自分の口臭を客観的にチェックしてみましょう。

自分での判断が難しい場合は口臭チェッカーの使用を。しっかりとケアをしているにも関わらず、「なんだか口臭が気になる」、そう感じた方は歯医者さんや医院さんに相談してみましょう。
皆さんが、自分の口臭を気にせずに、自信を持って生活できますように!
OralFirst
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