お口ケア
2018.12.26

親知らずが口臭の原因となる4つの理由と対策法


Q. 親知らずが口臭の原因になることはありますか?


A. 親知らずは汚れが溜まりやすい場所。プラークなどの汚れが口臭の原因となることがあります。


親知らずは歯列の一番奥に生えてくる歯で、ほかの歯のようにまっすぐに生えてくれるというわけではありません。そのため、歯磨きがしにくく、歯垢プラーク)などの汚れがたまりやすくなっています。
その結果、親知らず自体が虫歯になってしまっていたり、歯周病を発症してしまうことも。少しでも違和感があったら、すぐに歯科医院で診察してもらいましょう。

気になる口臭の原因は、もしかしたら親知らずかもしれません。親知らずが口臭の原因となる理由や対策法を詳しく解説します。

親知らずが口臭の原因となる4つ理由


親知らずが口臭の原因となる理由は、主に次の4つが挙げられます。

親知らずが不潔になっている


親知らずは、専門的には第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)と呼ばれ、生えてくる時期が一番遅いのが特徴です。
親知らずは、まっすぐに生えることができずに傾いたり横向きに生えることが多いため歯磨きがしにくく、汚れがたまりやすいという特徴も持っています。

親知らずに汚れがたまると、当然のことながら歯垢や歯石が形成され、細菌も繁殖します。その結果、口臭の発生をうながしてしまいます。

親知らずが虫歯になっている


親知らずは磨きにくい歯であるため、そのほかの歯と比べると虫歯にかかるリスクが非常に高いといえます。
虫歯になると、やはり細菌が作り出す物質などによって口臭が生じます。

親知らずの手前の歯が虫歯になっている


親知らずが虫歯になると、すぐ手前に生えている歯にまで感染が広がることも。
しかも、斜めや真横に生えている親知らずというのは、手前の歯の根っこを吸収することもあり、虫歯の進行をさらに助長してしまいます。
そういったことからも、親知らずは口臭を発生しやすい歯といえます。

歯周病にかかっている


親知らずは、虫歯にかかりやすいと同時に、歯周病にもかかりやすい歯でもあります。
歯の清掃が行き届いていないと、歯石が形成されやすくなり、歯ぐきに炎症が生じてしまい、歯周病を発症することがあります。

歯周病は口臭の主な原因です。
こうした親知らずによって発生した炎症を「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」といいます。智歯とは親知らずのこと。
智歯周囲炎を放置しておくと、痛みとともに細菌が増え、悪臭や膿を発生させます。違和感を持ったら、すぐに歯科医院で診察をしてもらいましょう。

ここからは、親知らずの口臭に対するすぐできる対策、時間をかけて行う対策について解説していきます。
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