親知らずが口臭の原因となる4つの理由と対策法
すぐに効果が出やすい親知らずの口臭対策
親知らずによる口臭を改善する方法として、すぐに効果を得やすい方法は以下の2つです。
親知らずの歯磨きをしっかりと行う
親知らずは、もともと磨きにくくプラークが残りやすい歯ですので、普段からしっかりと歯磨きを行うことが口臭予防へとつながります。
自分の親知らずがどのような生え方をしているのかを把握し、効果的なブラッシング法を身に付けましょう。その際、普通の歯ブラシだけではなく、ワンタフトブラシと呼ばれるヘッドの小さな歯ブラシも活用すると、磨き残しが少なくなります。
洗口剤を活用してお口の中を清潔に保つ
日々のオーラルケアで洗口液を活用することで、口内の細菌が繁殖しにくくなります。
口腔内細菌の数が減れば、親知らずに定着する虫歯菌や歯周病菌も減少するため、口臭予防につながります。
時間をかけて行う親知らずの口臭対策
親知らずによる口臭を改善には、唾液の分泌を促すことや生活習慣の見直しも有効といえます。
唾液の分泌を促す
唾液には、抗菌作用や殺菌作用といった細菌の活動を抑える働きがあります。また、食べかすなどを洗い流す自浄作用も期待できるため、唾液がたくさん分泌されればされるほど、親知らずによる口臭を改善に繋がるのです。
唾液分泌を促す方法は、唾液腺のマッサージや、日常的にガムを噛むなどが挙げられます。また、食事の際も多く噛むことで唾液分泌がうながされます。
生活習慣を見直して免疫力を向上させる
私たちの身体は、疲れていたりストレスを感じていたりすると免疫力が低下します。それは口内も同じ。
免疫力が低下すると細菌に対する抵抗力も低下するため、虫歯菌や歯周病菌などが繁殖しやすくなってしまうのです。日頃から疲れやストレスをため込まないよう、生活習慣を見直し、免疫力の向上を目指しましょう。
そうすることで、親知らずの清潔さも保たれ、口臭の改善や予防へとつながります。
根本的な解決は親知らずの抜歯
親知らずの虫歯や歯周病が原因の場合は、それぞれの病気を歯科医院で治療してもらうことが大切です。
虫歯や歯周病を治療しない限り、親知らずによる口臭は改善されないどころか、日に日に悪化することになります。
親知らずが原因で口臭が発生する理由はたくさんあり、解決法もそれぞれで異なります。ただ、根本的な解決法となると、親知らずの抜歯が最も確実です。
事実、歯科医院では親知らずに異常が生じると、抜歯を提案されることが非常に多くなっています。
これは親知らずという歯がさまざまなトラブルのもととなるから。
とはいえ、抜かずに残せる親知らずもありますので、気になる方はまず歯科医師に相談してみましょう。
親知らずが原因で口臭が発生するケースは多々あります。
まずはその原因を突き止めるところから始めましょう。原因が特定できれば、おのずと対策法も決まります。