お口と美
2019.01.30

高杉真宙 撮り下ろし&インタビュー【映画『笑顔の向こうに』公開記念】


日本歯科医師会の全面協力のもとに製作され、歯科医療の現場を舞台に、若者たちの成長を描く青春映画『笑顔の向こうに』が、2019年2月15日に公開されます。

主人公は“歯科技工士”という仕事に、ストイックにまっすぐに向き合う青年・大地。
その大地を演じるのは、今回が初の医療従事者役であるという高杉真宙さんです。

今回、映画公開を記念し、ORAL FIRST編集部では大地役をつとめた高杉真宙さんにインタビュー
役作りのポイントや、最近のマイブームまでお話をうかがいました。

繰り返した“実践”でリアルに近づけた



今回、作中で高杉さんが演じた大地は若手の歯科技工士。
歯科技工士という職業をご存知の人はどれほどいるでしょうか。私たちの日常にはなかなか馴染みのない職業です。

しかし、歯科技工士は歯科医療の中でも大事な役割を担っています。歯科医師の指示にもとづいて、歯のかぶせ物や、入れ歯、歯列矯正装置などを製作し、私たちの歯の健康をサポートしてくれているのです。国家資格が必要な職業でもあり、手先の器用さはもちろん、“精密さ”や“知識”、そして“根気強さ”が求められます。

高杉さん自身も、この作品に携わるまで歯科技工士という職業を詳しく知る機会がなかったといいます。

歯科技工士という職業がどのようなものであるか、この作品に出会うまでは知る機会がなかったので、『技工士』といわれてもイメージがわきませんでした

どの作品においても、事前にじっくりと台本を読み込んで役作りをしていくという高杉さん。
今回は、特に馴染みのない職業の青年を演じるということもあり、実際に歯科技工士の方と話をしてみたり、事前の準備には余念がなかったといいます。

事前に動画などで勉強をして、撮影現場に入りました



映画のなかでは、高杉さん演じる大地が入れ歯をつくるシーンもあります。

入れ歯の製作は、石膏で患者さんの口内の模型を作り、それを土台にして歯科用のロウでおおよその歯の並びをつくり、患者さんとの度重なる調整のあと、材料となるレジンやプラスチックを粉から固めていってようやく完成となります。

入れ歯は粉からできていて焼いて色をつけて調整していくなど頭で理解はしているものの、実感が湧きにくいところはありましたね



だから、現場で入れ歯を削って浮いていないか噛み合わせの確認をしたりと実践していくことで、歯科技工士のリアルに近づけていきました

高杉さんは撮影現場でも、実際に歯科技工物の製作を実践してみたとのこと。
繊細に器具を扱い、製作している姿はまさに歯科技工士そのものです!



印象深い場面は名優・松原智恵子さんとの共演シーン


映画『笑顔の向こうに』は高杉さん演じる大地と、安田さん演じるヒロインの真夏によって繰り広げられる青春物語です。
そんな二人を支えたり、気づきを与えてくれる周囲の人たちを演じるのは、池田鉄洋、佐藤藍子、藤田朋子をはじめとする、まさに実力派の俳優陣たち。
そんななかで、特に高杉さんが印象深かったのは大地の祖母役を演じる松原智恵子さんとの共演シーンだったといいます。

松原智恵子さんは僕が演じる大地の祖母役でした。祖母とのシーンは、松原さんに引っ張っていただいたと思います


松原さん演じる大地の祖母は、少し強引なところがありながらも憎めないところが魅力的。そして、なんといっても家族想いで、愛情に溢れています。
その深い愛情で大地とも接していき、大地に成長のきっかけを与えてくれる人物として描かれています。

大地が成長していく大きなターニングポイントなので、台本を読み、彼の気持ちを理解しながら意識しながら演じてはいましたが、このシーンは松原さんにひっぱっていただけたと思います

歯磨きは好き!普段から1日に何度も磨きます




歯科医療の場が描かれている作品ということで、高杉さんに普段のオーラルケアについてもうかがってみました。
高杉さん演じる大地には、実家が歯科技工所を営んでいるということもあり、歯科医院には馴染みがある様子が垣間見えます。しかし、「歯科医院=怖い場所」というのは、定説といっても過言ではないでしょう。
では、高杉さんご本人にとっては……?

歯医者には小さい頃から通っていることもあり、もともと歯医者が好きで、恐怖心もなく居心地がいいです。歯磨きも日に数回、磨きすぎといってもいいほど磨くのが好きですね

1日に何度も歯磨きをするという高杉さん。オーラルケアはバッチリなようです。


ちなみに口内の健康状態をキープするにはストレスは大敵!
映画やドラマ、忙しい日々のなかで高杉さんはどのようにストレスを解消しているのでしょうか?

『オンラインゲーム』をして、オフを愉しんでいます

高杉さんの漫画好きはファンたちのあいだでも有名ですが、漫画と同じくらいに大好きなのがゲーム。
けっこう始めるとハマってしまうようで……。

時間をムダにしているような罪悪感もありますが、やっぱり浸ってしまいますね



今回、初の医療従事者である歯科技工士役を演じた高杉真宙さん。
最後に、「ORAL FIRST」の読者に向けて一言いただきました。

歯科医療の現場をテーマにした映画は、今まで邦画だけでなく海外の作品でも観た事がありませんでした。今回、この作品をきっかけに、多くの方に歯と健康を意識してもらえたらと思っています

高杉真宙さんが歯科技工士である主人公・大地を演じる『笑顔の向こうに』は2月15日から、全国のイオンシネマなどにて全国公開。

公式サイト:https://egao-mukou.jp/

高杉真宙(たかすぎ・まひろ)
1996年7月4日生まれ。福岡県出身。2009年に『エブリ リトル シング’09』で俳優デビュー。2013年には『仮面ライダー鎧武/ガイム』に出演し、注目を集める。以降、テレビドラマ、映画、舞台などで幅広く活躍。主演作に『想影』(2017年、監督:加藤慶吾)、『虹色デイズ』(2018年、監督:飯塚健)、『世界でいちばん長い写真』(2018年、監督:草野翔吾)、『ギャングース』(2018年、監督:入江悠)など多数。
2019年は、『十二人の死にたい子供たち』(1月25日公開、監督:堤幸彦)、『映画 賭ケグルイ』(5月公開、監督:英勉)、『超・少年探偵団NEO -Beginning-』(監督:芦塚慎太郎)が公開。
また、FODオリジナル連続ドラマ『高嶺と花』に主演・才原高嶺役での出演も決定している。

撮影:佐藤裕
取材:ORAL FIRST編集部
OralFirst
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

歯みがき

お口ケア

お口と健康

お口と美

NEWS