お口と美
2018.10.17

歯を白くするホームホワイトニングのメリットとは?


人の笑ったときの印象というのは、歯並びや歯の色に大きく左右されます。整った歯列と、白くて美しい歯が見えれば、それだけで笑顔も美しくなります。それだけに、最近ではホワイトニングの需要が急激に高まっています。とくに、手軽に歯を白くできるホームホワイトニングは人気を集めています。ここではそんなホームホワイトニングのメリットや特徴を詳しくご紹介します。

ホームホワイトニングとは


ホームホワイトニングとは、その名の通り自宅で行うことができる歯のホワイトニングです。また、必ずしも自宅で行なう必要もありません。それぞれのペースに合わせて歯を白くすることができるのがホームホワイトニングの最大の特徴です。

ホームホワイトニングといっても、歯科医院で処方された薬剤を医師の指導のもとに使用するものです。ですから、まずは歯科医院での診療が必要になります。

オフィスホワイトニングとなにが違うの?

歯科医院でのホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2種類に分けることができます。そこで気になるのがオフィスホワイトニングとの違いですよね。

オフィスホワイトニングとの3つの違い


ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングには、以下のように3つの大きな違いがあります。

1.通院回数

まず1つ目は通院回数で、ホームは2~3回であるのに対し、オフィスは1~4回となっています。

2.誰が施術するか

2つ目は、誰が施術するのか、ということです。ホームホワイトニングは患者さん自身、オフィスホワイトニングは歯科医師または歯科衛生士となっています。

3.施術のタイミング

3つ目は、施術のタイミングです。ホームは患者さんのライフスタイルに合わせて自由に施術できますが、オフィスは診察の予約をとって、決まった時間を拘束されることとなります。

このように、オフィスホワイトニングと比較すると、ホームホワイトニングの特徴がわかりやすくなりますね。

ホームホワイトニングのメリット


ホームホワイトニングには、いくつかのメリットがあります。オフィスホワイトニングとの違いにも注目することで、ホームホワイトニングの良さがわかりやすくなります。

好きなとき、好きな場所で施術できる


ホームホワイトニングは、施術する時間や場所を患者さん自身が自由に決められます。適切な時間や場所が確保できれば、出先や旅先でホワイトニング処置を施すことも可能です。忙しい方にとっては、とてもありがたい特徴といえます。

コストが安い


ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比べると、施術にかかる費用を抑えることができます。これもまた、ホームホワイトニングが手軽に行えるひとつの理由といえます。ホワイトニングは自費のため費用の設定の差は病院ごとに異なりますので予め確認するとよいでしょう。

知覚過敏が起こりにくい


歯のホワイトニングには、知覚過敏と呼ばれる症状が副作用として生じることがあります。「冷たいものがしみる」のが知覚過敏で、ホワイトニング剤が効き過ぎた際に起こりやすいです。ただ、ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングほど高濃度のホワイトニング剤を使用しないため、知覚過敏が起こりにくいといえます。

ホワイトニング効果が長持ちする


ホームホワイトニングは、時間をかけてじっくりと歯を白くしていきますので、ホワイトニング効果が長持ちします。色の後戻りが少ないのもホームホワイトニングの特徴です。また、自然な白色に仕上がるというメリットもあります。

歯科医師に処方された薬剤だから安心


市販のホワイトニングジェルは、説明書を読むなどして、自分で安全な使い方を確認する必要があります。しかし、ホームホワイトニングなら、歯科医師の診査を経て薬剤が処方される上、使用方法についても指導を受けられるため、安心してホワイトニングが行えます。

診療の流れと施術方法



お口の中の検査とマウスピースの作製


ホームホワイトニングは、まず歯科医院でお口の中を見せることから始まります。お口全体の検査と適応症の検査をします。このとき、虫歯歯周病などお口の中の状態が健全でない場合、それらの病気の治療を優先します。問題が見つからなければ、歯の色の診査を行い、前処置として歯面の清掃を歯科医師または歯科衛生士が行います。そして型取りをして患者さんの歯列にあった専用のマウスピースを作製します。完成したマウスピースの装着具合や着脱方法などの使い方や薬剤の取り扱い方法などは、歯科医師や歯科衛生士から説明を受けることができます。

自宅での施術の流れ


1.歯磨きをする

ホームホワイトニングを実施する際には、まず歯をしっかり磨き、充分に水ですすぎましょう。歯面に汚れが付着していると、ホワイトニング剤の妨げとなるため、注意が必要です。

2.薬剤を塗布したマウスピースを装着する

歯科医師から処方された薬剤をマウスピースに塗布して、お口の中に装着します。このとき、薬剤がマウスピースからはみ出たら、きちんとふき取ってください。余分な薬剤が歯ぐきを傷めることがあります。

3.指示された時間マウスピースを装着する

マウスピースは、歯科医師に指示された時間通りに装着しましょう。時間が短すぎても長すぎても、良くありません。とくに、長すぎる場合は知覚過敏の症状が出やすくなるため要注意です。

4.ホワイトニング後は歯磨きをする

マウスピースを外したら、歯磨きを行い歯面についたホワイトニング剤をしっかりと取り除きましょう。

5.マウスピースを洗浄して自然乾燥させる

使用後のマウスピースは、きちんと洗いましょう。そのままにしておくと、細菌が繁殖して不潔になります。また、歯ブラシなどで強く擦ることや熱湯で洗ったり、温風で乾かしたりするとマウスピースの傷つきや変形につながりますので、冷水による洗浄と自然乾燥が基本です。

※ 実際の施術に当たっては、歯科医師による説明・指導がありますので、そちらに従ってホワイトニングを行ってください。

ホームホワイトニングでは白くならない歯


ホワイトニング剤で白くなるのは、神経が生きている歯ですので、神経が死んだ失活歯や人工歯はホームホワイトニングで白くなりません。また、薬剤による変色や先天性の変色歯に関しても、ホームホワイトニングでは白くならないことが多いといえます。着色が軽度で形成不全などを伴わない変色歯の場合、適応になることもあるため歯科医院でしっかりと相談しましょう。

まとめ


このように、ホームホワイトニングは好きなときに、好きな場所で歯を白くできるというメリットが魅力のホワイトニング法ですが、同時にオフィスホワイトニングの方が優れている点も存在します。それを考慮した上で、施術するかどうかを決めることが大切です。

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