充電式?電池式?電動歯ブラシを選ぶ際に注意すべきポイント
第一に値段に注目するという方も多いかと思いますが、長く使い続けていくという観点からすると、ぜひとも注目してもらいたいポイントがあります。
それは充電式か電池式かの電源方式の違いです。あまり気になさらない方もいらっしゃるかもしれませんが、実は電動歯ブラシを選ぶ際に注意すべきポイントといえます。
電動歯ブラシには充電式と電池式がある
電動歯ブラシには、電気で振動するだけのものや音波、超音波を発生させるものなど、いくつかの種類に分けられます。それ以前に、電源方式によっても2つに分けることができます。つまり、充電式と電池式の2種類ですね。一見すると、持ち運びが容易な電池式電動歯ブラシの方が優れているように思えます。乾電池を取り換えるだけで、いつでもどこでも電源が供給されるため、メリットの方が大きいように感じますが、実際のところはどうなのでしょうか。
しっかりと磨きたい人におすすめ!充電式電動歯ブラシのメリット
- パワーが落ちにくい
充電式電動歯ブラシだと、電源供給が安定します。十分に充電された状態で使用することで、常にフルパワーに近い状態で歯を磨くことができるため、しっかりとブラッシングしたい人にはおすすめです。
- パワーが強い
一般的に電池式に比べ、充電式は振動数が高いものが多く、ブラッシング力も高いものが多くなっています。このことから、やはりブラッシングの質にこだわる方にはおすすめです。
コストを抑えたい人におすすめ!電池式電動ハブラシのメリット
・コストを抑えられる
電池式電動歯ブラシは、内臓バッテリーが搭載されていないので、バッテリーの劣化とともに本体を買い替える必要などがありません。また、本体自体も充電式電動歯ブラシと比較すると、安い価格で販売されていますので、全体的にコストを抑えることができます。電池がなくなっても、予備を持ち歩いていれば、すぐに交換することができるというメリットもあります。
ただし、充電式電動歯ブラシによっては、内臓バッテリーが長持ちし、劣化した際も安い費用で交換できるケースもありますので、一概に電池式電動歯ブラシが低コストであるとは言い切れません。
充電式の電動歯ブラシを選ぶ際に注意すべきポイント
バッテリーを内蔵している充電式の電動歯ブラシは、電池式電動歯ブラシと比べると電源供給が安定しているため、しっかりと磨くことができますが、注意すべきポイントがいくつかあります。
・充電時間
まず充電時間ですね。例えば、充電式電動歯ブラシを最も良い状態で使える充電時間というのは、それぞれの製品によって異なっていますので、事前に調べておく必要があります。この充電時間が極端に長かったりすると、使い勝手が悪くなってしまいますので要注意です。
・使用可能時間
次に、充電式電動歯ブラシの使用時間についても注意が必要です。例えば、それぞれの製品で推奨されている充電時間が極端に短いと、それはそれで使い勝手が良いのですが、使用可能時間も短かったら意味がありません。
充電式電動歯ブラシの良いところは、適切に充電すれば、いつでもどこでも安定したパワーで歯磨きができる点です。それがあっという間にバッテリー切れとなってしまったら、元も子もありませんよね。ですから、充電式の電動歯ブラシを選ぶ際には、一度の充電でどのくらいの時間、使用できるのかも調べておきましょう。
・1日あたりの使用時間
充電式の電動歯ブラシを選ぶ際に注意すべきポイントとして、1日あたりの使用時間にも着目する必要があります。例えば、1日に3~4回など、毎食後に歯磨きをしたり、1回あたりの歯磨き時間が10分にも及んだりするなど、極端に長い場合は、メーカーが公表している使用可能時間とズレが生じることもあります。
また、充電時間は短いけれども、メーカーが想定している1日あたりの使用時間が極端に短いケースもあり得ますので、充電式電動歯ブラシを選ぶ際には、それらのバランスをきちんと見極めることが大切です。
充電式と電池式、どっちが優れているの?
ここまで、充電式と電池式の電動歯ブラシについて、それぞれの特性やメリットを解説してきましたが、気になるのはやはりどちらが優れているか、という点ですよね。これから電動歯ブラシを選ぶ人にとっては、わかりやすい目安が必要になるのは間違いありません。けれども、それぞれにメリットとデメリットがあるため、一概にどちらが優れているとは言い切れないのが現実です。それぞれのメリット・デメリットを検討して歯ブラシ選びを!
このように、電動歯ブラシには充電式と電池式の2種類があり、購入の際にはそれぞれ注意すべきポイントもあります。電動歯ブラシ選びで失敗しないためには、上述したポイントに注目して、慎重に検討することをおすすめします。どの電動歯ブラシが最適であるかは、それぞれの価値観やライフスタイルによって変わってきますので、ご自身でしっかり考えることが大切です。困った時は、歯科医師や歯科衛生士にアドバイスを受けるのも良いかもしれません。