歯みがき
2018.08.27

歯ブラシの消毒って必要なの?

歯ブラシは毎日使うものなので、キレイにしておきたいですよね。
一度使用した歯ブラシは想像以上に汚れや細菌が付着しています。場合によっては、汚れた歯ブラシを使用することで、口内トラブルに繋がるケースも……。

そこで今回は、意外と簡単にできる歯ブラシの消毒方法と正しいケアについて紹介したいと思います。

歯ブラシはこんなに汚い?消毒するべき理由とは



「歯ブラシの消毒なんて一度もしたことないよ!」 そんな方も多いと思いますが、歯みがき後の歯ブラシには、目に見えないくらい小さな食べカスなどが付着しています。これらをしっかり洗い落とさずに放置することで、食べカスが腐敗し、細菌が繁殖してしまうのです。

歯ブラシに付いた細菌は、歯周病の原因になる場合もあります。面倒かもしれませんが、お口の健康を考えて、使用した歯ブラシは定期的に消毒するのがオススメです。
ここでは、ご家庭で手軽にできる歯ブラシの消毒方法をご紹介します。

効果的な歯ブラシの消毒方法


歯ブラシを消毒するのに、効果的な方法をご紹介します。

重曹水に浸ける

コップに水100mlと小さじ1の重曹を入れ、よくかき混ぜた後に歯ブラシを浸けましょう。重曹には殺菌効果があるため、歯ブラシの消毒に最適です。

イソジンやミルトンにつけ置きする

うがい薬として有名なイソジンや、赤ちゃんの哺乳瓶用消毒液のミルトンを使って、歯ブラシを消毒できます。水を入れたコップの中にイソジンやミルトンを数滴垂らしてつけ置きするだけと、使い方もカンタンです。
イソジンを使用した際は、つけ置き後に水洗いをする必要がありますが、ミルトンの場合は、水洗いをする必要がありません。次に歯ブラシを使うときまで浸けたままにしておきましょう。

歯ブラシ除菌器を使う

通販などで簡単に手に入る歯ブラシ専用の除菌器を使うのも一つの方法です。安いものだと2,000円ほどで購入することができます。また、電動歯ブラシには除菌器がセットになっているものもありますので、初めから除菌器が付いている歯ブラシを選ぶのも良いですね。

消毒以外にもこんなグッズがある! 歯ブラシ抗菌スプレー

消毒効果はありませんが、細菌の増殖を防ぐ抗菌スプレーもオススメです。持ち運びもできるので、外出先でも抗菌できるのが嬉しいですね。
様々なメーカーから販売されていますが、なかでも日本の医療品メーカーとして有名なエーザイが販売している抗菌スプレー、「イータックオーラルケア」は、歯ブラシにスプレーするだけで抗菌効果が24時間も持続。こういった効果の高い抗菌アイテムを使用するのも有効です。

歯ブラシを消毒するときの注意点


歯ブラシの消毒方法をお伝えしてきましたが、やってはいけない消毒方法についても確認したいと思います。

熱湯消毒はNG

消毒=熱湯をイメージする方もいるかと思いますが、歯ブラシの熱湯消毒はNGです。
薬局やコンビニで売られている一般的な歯ブラシには耐熱性がほとんどありません。歯ブラシを傷める原因になりますので、絶対に行わないようにしましょう。

台所用漂白剤の使用はしない

ハイターなどの漂白剤にも消毒効果はありますが、専門的な知識がない方が歯ブラシの消毒に使用するのは危険です。
歯ブラシは口に入れるものなので、漂白剤の使用は避けましょう。

消毒できない時の歯ブラシの正しいケア方法



清潔な歯ブラシを使用するためには定期的な消毒するのが理想ですが、そこまでできないという方は、歯ブラシのケアを毎日行うことが重要になります。
歯ブラシを使用した後は次の3つのことを必ず実践するようにしましょう。

  • 使用後は水道水で毛先をしっかり洗い流す
  • ペーパータオルなどで毛先の水分をしっかり取る
  • 歯ブラシスタンドなどに立てて保管する

歯ブラシについた食べカスや汚れを落とすためにも、しっかりと水洗いすることが大切です。
また、歯ブラシを乾燥させることで細菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。歯ブラシを使った後は、水洗いと十分に乾燥させることを徹底するようにしましょう。

歯ブラシの保管場所にも注意


清潔な歯ブラシを使用するためにも毎日のケアと同時に注目してほしいのが、歯ブラシの保管場所についてです。
洗面台とトイレが近い場合は、なるべくトイレと同じ空間に歯ブラシを置かないようにしましょう。トイレにはさまざまな雑菌が飛び散っています。歯ブラシに雑菌が付着する恐れがありますので、できる限りトイレから離れた場所で保管してください。

月に1回は歯ブラシの交換を!


古くなった歯ブラシは、雑菌が繁殖しやすくなっている上に、新品の歯ブラシに比べて、歯の汚れを落とす力が低下しています。そのうえ、毛先が開いた歯ブラシは歯茎を傷つける恐れがありますので、月に1回は歯ブラシの交換を行ってください。

歯ブラシの消毒には様々な方法があります。ご自宅にイソジンや重曹がある場合は、早速消毒を始めてみましょう。
まだ手元にアイテムがない……そんな方は、抗菌スプレーや市販の除菌器の使用も視野に入れて、使い勝手の良いものを探してみてくださいね。
OralFirst
この記事が気に入ったら「いいね!」しよう

歯みがき

お口ケア

お口と健康

お口と美

NEWS