歯みがき
2018.12.07

1歳までの赤ちゃんの歯磨き方法、徹底解説!


Q1. 赤ちゃんの歯磨きはいつから始めるのがベストですか?


A1. 歯磨きを始めるのは、歯が始めたらで大丈夫。最初はガーゼで汚れを拭きとるところからスタートしましょう。


個人差がありますが、一般的に6~8カ月ごろにしたの前歯が映え始めます。それから、2歳半~3歳までの間に、徐々にすべての乳歯が生えそろっていきます。
歯磨きといっても、歯の生え始めのころはガーゼで汚れを取り除くところから始めましょう。前歯が映え始めたら、歯ブラシへの移行の目安です。ヘッドがコンパクトで毛先が丸く柔らかいものを選んで、優しく磨いてあげましょう。

Q2. 赤ちゃんの歯磨きをする際の注意点はありますか?


A2. 赤ちゃんの口内はとてもデリケートです。優しく、楽しい雰囲気のなかで磨いてあげましょう。


赤ちゃんの歯を磨くときに気をつけたいのは、力の入れ加減。大人の歯と同じ感覚でゴシゴシと磨くと、傷んでしまうことがあります。また、ブラシが歯ぐきにあたってしまい嫌がることも。その際は、一度歯磨きの仕方を見直しましょう。
また、赤ちゃんの歯磨きは虫歯予防はもちろん、歯磨き自体に慣れるために行うもの。無理やり行うと、歯磨き自体を嫌う場合も考えられます。キャラクターものの歯ブラシを使用するなど、楽しみながら歯磨きができる雰囲気を作ってください。


あっという間に成長をする赤ちゃん。歯ぐきから歯が覗いているのを発見して、喜びを噛みしめているお父さんやお母さんもいることでしょう。
赤ちゃんの歯磨きについて、始める時期や磨き方、注意点などをご紹介します。

赤ちゃんの歯磨きを始めるタイミングとは?


歯磨きをいつぐらいから始めたら良いのかというのは、お父さんやお母さんの悩みの一つともいえるでしょう。結論から言うと、歯が生え始めたころが歯磨きを始める目安です。

人によって差がありますが、一般的に6~8カ月ごろになると下の前歯が生え始めます。そこから2歳半~3歳までの間に、徐々にすべての乳歯が生え揃います。

ただ、歯が生え始めたころから歯を磨くといっても、いきなり歯ブラシを使用するわけではありません。とくに最初のうちは、歯を磨くこと自体に慣れてもらうという意味合いが大きいです。
生え始めの頃はガーゼで汚れを取り、段階を踏んだ上で歯ブラシを使った歯磨きへとステップアップしていきます。

赤ちゃんへの歯磨き方法



では、具体的にどのような方法でおこなえば良いのでしょうか?「6~8カ月ごろ」と「10カ月~1歳ごろ」に分けて見ていきます。

6~8カ月ごろ


まずは、6~8カ月ごろ(下の前歯が生え始めたころ)から始める歯磨きについて。下の前歯は唾液による虫歯予防ができるため、ガーゼを使った歯磨きでOKです。濡らしたガーゼなどを使い、歯の汚れを取り除いてあげましょう。
この時期は歯を磨くというよりも、歯磨きそのものに慣れてもらうための準備期間。口にいきなりものが入るのは大人でも嫌なものです。手で顔の周りを包み込むなどして、口の周りを触られることに徐々に慣れさせるのがポイントになります。

10カ月~1歳ごろ


10カ月ごろになると、上の前歯も生え始めてきます。一般的に上の前歯は、下の前歯よりも虫歯になりやすいため、歯ブラシを使って丁寧に磨いていきます。
上の前歯が生えたことが、歯ブラシ移行の目安です。

歯磨きに使用する歯ブラシは、ヘッドがコンパクトで毛先が丸く、やわらかいものを選択。時間をかけすぎず、1本5秒程度で磨いていきます。歯ぐきや上唇小帯に歯ブラシが当たらないように指で軽く押さえてあげると、歯ぐきを傷つけてしまう心配がありません。また、上唇の裏にミルクが付いていることがあるので、ガーゼを使い拭ってください。

歯磨きの回数は?


大人だと毎食後に磨く人も多いですが、赤ちゃんの場合は1日1回が目安です。離乳食を食べ出した時期からは、毎食後磨くことを意識。徐々に歯磨きの回数を増やし、歯磨きを習慣づけていきます。
とくに寝ている間は、唾液が少なく虫歯になりやすい時間。夜寝る前に歯を磨くクセをつけることを意識したいですね。

歯磨き粉は?


大人と同じ歯磨き粉を付けたり、大量の歯磨き粉をつけたりした歯ブラシで磨くのはNG。お子さんが自分で口の中をすすげるようになったら、歯磨き粉を使い始めるようにしましょう。
しかし、虫歯予防を考え、フッ素入りの歯磨き粉を使いたいという親御さんもいるかもしれません。もし、お子さんに歯磨き粉を使いたいという場合は500ppmのフッ素濃度のものを選び、6カ月~2歳ごろまでは“切った爪の長さ程度”の歯みがき粉で磨きましょう。

赤ちゃんの歯磨きをするときの注意点



これまで歯磨きのやり方についてご紹介しましたが、大人と同じやり方で歯を磨けば良いわけではありません。
どんな点に注意しながら歯磨きをしていけば良いのでしょうか。

力をいれすぎない


赤ちゃんの口のなかはとてもデリケート。大人と同じような感覚でゴシゴシと磨くと痛んでしまうこともあります。優しく歯を磨き、汚れを取り除いてあげましょう。
また、ブラシが歯ぐきに当たるために嫌がる場合もあります。歯磨きを嫌がる場合は、一度歯磨きの仕方を見直しましょう。

楽しい雰囲気をつくる


赤ちゃんのときの歯磨きは、これから本格的に歯磨きを始めるための準備が目的。無理矢理おこなうと歯磨き自体を嫌がってしまう場合もあるので、キャラクターものの歯ブラシを使用するなど、楽しみながら歯磨きができる雰囲気作りが大切です。

赤ちゃんのときの歯磨きには、虫歯予防のためだけでなく、歯磨きに慣れるという役割も担っています。しかし、歯磨きを嫌がってしまう子も少なくありません。まずは、お父さんやお母さんが楽しんで歯磨きをできるような環境を整えてあげたいですね。

歯磨きは、虫歯を防ぐための大切な習慣です。将来的に自分でしっかり歯を磨けるよう、赤ちゃんの段階から歯磨き習慣がつくサポートをしていきたいですね。


<参考・参照元>
【医師監修】赤ちゃんの歯磨きの正しいやり方と注意点 | マイナビウーマン子育て
赤ちゃんの歯磨き-ムーニー ユニ・チャーム
OralFirst
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