お口ケア
2019.04.09

ガムとマウスウォッシュで口臭予防はどこまで可能?

近年、「マナーやエチケットとして気にかけるべきもの」として口臭を気にかける人が増えてきました。


昔に比べてお酒やタバコのニオイに対して世間の目が厳しくなっていることもあり、男性・女性問わずエチケットとしての口臭ケアは必須といえるでしょう。

ニオイは人の印象づけに大きな影響を与えるため、口臭がするだけで大きな減点対象となってしまうことがあります。特に口臭は自分のケアで、ある程度は抑えられるものです。だからこそ、口がくさいと余計に「不潔な人」とレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。

強い口臭は歯周病などの病気が原因になっていることもありますが、食事やお酒が原因とされるニオイは「口臭予防グッズ」を使用することで一定の消臭効果が期待できます。

今回は、口臭予防グッズとして広く使われるガムマウスウォッシュの効果や気をつける点について、ご紹介します。

口臭ケアに欠かせないアイテム


口臭ケアに特化したガム



口臭ケアと聞いて、ガムを思い浮かべた方も多いでしょう。
最近では口臭を軽減することに特化したガムなども販売されており、爽やかな息が長続きするとうたわれているものもあります。

ガムを噛むことで、「唾液の分泌」が活性化されます。唾液の分泌量は口臭と密接な関わりがあります。唾液が少ないと口内が乾燥してしまい、ニオイが強くなる原因に。ガムを噛むことで、唾液量を増やすことができ、口臭予防に一定の効果が期待できるといえます。
また、ガムには粘着性があるため、口のなかに残った小さな食べカスを取り除いてくれます。口内を清潔に保つ一助となってくれるでしょう。

最近では口臭予防に特化したガムも数多く販売されています。一般的に、これらのガムに含まれるのは「フラボノイド」や「クロロフィル」などの成分です。
クロロフィルはパセリなどに含まれる葉特有の緑素。食後、口の中で発生しやすい臭気ガスを中和する作用があるため、古くから海外の料理でも取り入れられています。

しかし、ガムを多量に食べるとお腹がゆるくなる体質の方もいます。摂りすぎには注意しつつ、食後にガムを噛む習慣をつけることをオススメします。


マウスウォッシュ

ビジネスシーンではガムを噛みながら仕事をすることが難しいため、短時間でケアができるマウスウォッシュを好む方もいます。口をゆすぐだけで口臭ケアができるため、トイレなどでさっとおこなえるのもメリットといえるでしょう。

口内洗浄液として販売されているため、「歯磨きブラッシング)の代わりになる」と勘違いされやすいですが、マウスウォッシュそのものに歯垢を除去する効果はありません。
歯にはさまった食べカスなどはブラッシングでしっかりと取り除き、仕上げとしてマウスウォッシュを使用しましょう。

口臭予防グッズで口臭がひどくなることも


短い時間で清涼感が得られるマウスウォッシュは大変便利ですが、過度な使用は避けましょう。
口臭が気になるあまり、香料が多く含まれたものや刺激感の強すぎるものを過度に使用すると、逆にニオイが強くなってしまうというリスクがあります。

マウスウォッシュにアルコール成分が使われている場合、口内の水分が奪われやすくなり唾液の減少の原因に。先ほどもお伝えした通り、唾液の減少は口臭の原因になってしまいます。
マウスウォッシュは、アルコール成分の低いもの、ノンアルコールのものを選ぶことをオススメします。
また、食後はできる限りブラッシングをおこない、マウスウォッシュはあくまで、時間がないときのケアという位置づけで使用してください。

口臭予防グッズは、ガムやマウスウォッシュ以外にも、スプレーで噴射するタイプのものもあります。
ブラッシングがメインとはいっても、口臭を悪化させたくないときには上記の口臭予防グッズは有効です。オフィスのデスクやカバン内にひとつあると気持ちの面でも安心できるのではないでしょうか。


今回は市販の口臭予防グッズに含まれる成分や期待される効果について解説しました。社会人であればマウスウォッシュなどのエチケットグッズは常備しておきたいところです。また、虫歯や歯周病予防のためにも食後のブラッシングは欠かさないようにしたいですね。
出先の会食などでブラッシングが難しい場合に、マウスウォッシュやスプレーを活用するなど賢く使いこなしていきましょう。


<参考・参照元>
バイオフィルムとは | 口臭、歯肉炎の予防には薬用リステリン®
OralFirst
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