お口ケア
2018.11.27

いますぐ改善したい口呼吸の悪影響とは?



皆さんは、普段の呼吸は口で行っていますか?それとも鼻で行っていますか?
普段の自分の呼吸についてあまり意識したことがない方も多いかと思いますが、呼吸法というのは、お口のみならず全身の健康にも大きな影響を及ぼすことがある、とても重要な要素です。

口呼吸による弊害は多岐にわたることはご存知でしょうか?口呼吸のリスクについて詳しく解説します。


正しい呼吸法って?


当然のように、私たちがしている「呼吸」。方法などは考えずに、ほとんど無意識でしているといってもいい行為の一つでしょう。
しかし、普段している呼吸が正しくなかったら……。

正しい呼吸法とは「鼻呼吸」のことを指します。深呼吸をする際にも、「鼻から息をゆっくりと吸って」と指示されることが多いですよね。
それは鼻呼吸することで、いろいろなメリットが得られるから。逆に、口呼吸をするとどんなデメリットが生じるのでしょうか。

口呼吸のリスクについて


口呼吸にはさまざまなデメリットがあります。それは、歯や歯並びに異常を引き起こすだけではなく、口腔や全身疾患のリスクを引き上げることにもなるのです。

歯並びが悪くなる


出っ歯の原因に

口呼吸は、慢性的に口が開いた状態を作り出します。これは口の周りに存在している「口輪筋」などが弛緩していることを意味します。
口輪筋が弛緩すると、前歯をおさえる働きが弱まり、徐々に前方へと突出するようになるのです。これがいわゆる「出っ歯」と呼ばれる歯列不正となるのです。

乱ぐい歯になる可能性も

また、口が開いていると、舌が低い位置で安定することとなり、上の顎の歯列を横に広げる効果が弱まります。
その結果、上側の歯の間隔が狭まり、歯が並ぶスペースが不足します。すると、歯がバラバラの方向に生えてしまう乱ぐい歯になる可能性が高まります。

開咬や舌突出癖の原因となる


口呼吸をしていると、自然と舌を前に突き出すようになる「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」が習慣化してしまいます。これは、小さなお子さんに多い「くせ」です。
舌突出癖は、上の前歯と下の前歯の間に、すき間を生じさせる「開咬(かいこう)」を引き起こします。開咬になると、前歯でものを噛み切れなかったり、発音障害が生じたりします。

口呼吸で口の中が乾燥する


鼻呼吸をしていると、口腔乾燥が起こることはまずありません。
私たちのお口の中は、安静時でも唾液腺から唾液が分泌されており、湿度の高い状態が保たれているからです。
それが口呼吸となると、空気が常に口内を経由していくため、唾液の分泌が追い付かなくなるのです。口の中が乾燥すると、いろいろなリスクが高まります。

虫歯や歯周病のリスクが高まる


虫歯菌や歯周病菌は、唾液によってその繁殖が抑えられています。
唾液には、抗菌作用や殺菌作用があり、お口の中が唾液で湿っているだけで細菌の活動や繁殖が抑えられているのです。
それが口呼吸によって乾燥すると、虫歯菌や歯周病菌の活動が活発化し、それぞれの病気の発症リスクも高まります。

口臭がきつくなる


口呼吸によって口腔内が乾燥すると、口臭がきつくなることが多いです。
口臭の原因というのは、その大半が口腔内の細菌に由来しており、口腔乾燥による細菌活動の活性化は、そのまま口臭の悪化へとつながります。

風邪をひきやすくなる


鼻は、天然の加湿器、あるいは空気清浄機と呼ばれています。乾燥した空気を吸い込んでも、適度な湿度を含ませた上で、肺へと酸素を送り込むことができるためです。
また、空気中に存在している細菌やウイルスを取り除くフィルターのような機能が鼻腔には備わっています。そのため、鼻呼吸をしている人は、風邪などの感染症にかかりにくい傾向にあります。
一方、口呼吸が習慣化している人は、風邪やウイルスを含む空気がダイレクトに喉の粘膜へと到達するため、風邪などがひきやすくなるのです。

口呼吸の改善方法


口呼吸は、原因によって改善方法が異なります。まず、口輪筋などが衰えている場合は、それらの筋肉を鍛える必要があります。
舌を動かす筋肉も合わせて鍛えると、口呼吸の改善に大きく寄与します。またストローを唇で挟んでみるとお口が開いた時に気がつくことができるのでお子さんにおすすめの方法です。
次に、歯並びが原因で口が開いてしまっている場合は、歯列矯正が必要になります。
開咬や出っ歯などによって、物理的に口が開いてしまっているケースでは、歯並びそのものを治さなければ、口呼吸も改善できないからです。

その他お子さんの場合は、前述した「舌突出癖」などの悪習癖が原因となっていることもありますので、親御さんが注意してあげるなり、歯科医院で適切な治療を受けるなりして改善する必要があります。
舌突出癖に対しては、「タングクリブ」などの装置を用いた治療法が適用されます。


口呼吸にはたくさんのデメリットがあるため、できるだけ早い段階での改善が必要です。
とくに、お子さんの口呼吸は、歯並びや顎の成長にまで大きな影響が及ぶため、早期に小児歯科や矯正歯科で受診することをオススメします。


<参考・参照元>
口腔習癖(指しゃぶりなど) - 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020
子供の矯正(MRC矯正) | 森デンタルクリニック
唾液のチカラとは? | ティーアンドケー
OralFirst
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