お口ケア
2019.05.22

お口ケア、自宅とクリニックで何をすべき?美人歯科衛生士がオススメのケア

こんにちは。歯科衛生士の平澤愛理です。今回は自宅でのセルフケアとクリニックでのケアについて書いていきたいと思います。


【自宅ケア】歯ブラシ以外のグッズも使ってみて!


まずは、基本となるブラッシングからご紹介していきます。歯ブラシは手用の一般の歯ブラシを使っている方もいれば、電動歯ブラシを使っている方もいると思います。私のオススメは、ずばり手用の歯ブラシ!

手用と電動を比べるなら電動歯ブラシが絶対にいい! と思っている方も多いようですが、そんなことはありません。

電動歯ブラシのよいところは、洗浄力が強いこと。しかし、歯磨きのテクニックがないと細かく磨けずに磨き残しが増えてしまいます。

私は着色ステイン)が付きやすい方にだけには電動歯ブラシをオススメすることがあります。ただ、その場合もできれば電動歯ブラシと手用歯ブラシをダブル使いしてくださいと伝えています。それくらい一般の方は電動歯ブラシを使用すると磨き残しが増えてしまうイメージです。

今現在、朝昼晩電動歯ブラシのみ! という方はぜひ、夜寝る前のブラッシングだけでもいいので手用歯ブラシも使って細かく磨いてみてください☆

あと、私はプラスで必ずワンタフトブラシを使用しています。


ワンタフトブラシは、通常のブラシに比べてサイズが小さいので磨きやすいです! 奥歯の届きにくいところを中心に磨いてます。親知らずが生えている方は親知らずやその周りに効果的なのでオススメです。歯科医院にはもちろん、ドラッグストアでの購入も店舗によってはできます。

そしてフロス!


日本では海外と違い、フロスを使う習慣がありません。実は海外(欧米)ではフロスはほとんどの人が使うんだとか。海外ドラマや映画で、フロスをしているシーンやフロスという単語が出てくるシーンを何度も見たことがあります。しかし、日本の作品では見たことがありません……。それくらい海外のオーラルケア意識は高いんです。

日本と欧米諸国のオーラルケア調査のグラフを見たことがありますが、日本は圧倒的な差でオーラルケア意識が低いという結果でした。

フロスとは歯と歯の間の汚れを取る糸のようなものです。ブラッシングをいくら頑張っても歯と歯の間の汚れは取れません。虫歯ができやすい場所の第1位が歯と歯の間です。

毎食後は難しくても、夜寝る前だけは是非フロスを使ってみてください! 虫歯や歯周病予防だけではなく、口臭予防にもなります。

また、歯と歯の間が大きく空いている場所がある方は、歯間ブラシを使うことをオススメします。


サイズがいろいろあるので自分に合ったものを使うことが大切です☆

そして、マウスウォッシュ。患者さんにマウスウォッシュってどうなんですか? と聞かれることが多くあります。歯磨きができない時はマウスウォッシュした方がいい? とか。

マウスウォッシュはあくまで口腔内の細菌を消毒するというもの。口臭予防などには効果があると思いますが、歯磨きせず歯に歯垢プラーク)がついている状態でマウスウォッシュしても虫歯予防などには全くなりません。歯垢は粘着性があるため洗口では一切除去できないのです。口臭が気になる際には使用するといいかもしれません☆

【クリニックでのケア】定期健診では歯石除去を!


自宅でのセルフケアだけで満足している方も多いのではないでしょうか。しかし、それだけではどんなに頑張っても口腔内の健康は保てません!

半年に1度はクリーニングをしに定期検診に行きましょう。歯が痛くなったり、トラブルが起きない限りクリニックに行くことが無いという方が多いのではないしょうか。それでは手遅れになりかねません。

検診を行なっていれば初期虫歯を発見することもできるし、自分では取ることの出来ない歯石を取ってもらえます。歯石とは、日々の磨き残し(歯垢)が重なってできてしまうものです。これはいくら頑張って歯を磨いても、クリニックに行かないと除去することができません。

普段、患者さんを見ていると一度きれいに除去した歯石も、3〜6カ月でまた溜まってきている事がほとんど。早い方では1カ月ほどで……。

歯磨きが上手な方でも全く歯石が無いという患者さんはほとんど見たことがありません。

みなさん半年に1度の検診を習慣づけてみてくださいね♡

監修者

歯科衛生士
平澤 愛理
平澤 愛理 氏の近影

ひらさわ えり
医療法人歯科ハミール HAMILLE TOKYO DENTAL OFFICE勤務。北原学院歯科衛生専門学校卒業。趣味は、コスメ集め・ショッピング・海外旅行。

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