お口と健康
2018.11.07

歯に黒い点ができていたら、どうしたらいいの?


Q. 歯に黒い点ができているんだけど……


A. 初期の虫歯、着色、歯石が考えられます。


奥歯の上早稲部分や歯茎の境目付近にできていたら初期虫歯を考える必要があります。他に考えられるのは着色汚れ。タバコやステインが含まれている飲み物などの摂取により汚れていることもあります。また、歯石がつくられたときに歯茎に炎症がある場合、血液と混ざって黒い歯石になることも。
具体的な原因は特定しにくいので、口のなかで黒い点を見つけたらすぐに歯科医院を受診することをオススメします。


口内を覗いて歯に黒い点があると気になりますよね。しかし、症状がないと見過ごしてしまいがちです。黒い点のいくつかの原因とリスクについてご紹介します。

歯に出来た黒い点の原因とは?


症状がないのに歯に黒い点ができてしまう場合、その多くはむし歯が原因です。しかし実は、その他にも原因が考えられます。

むし歯になっている


<初期むし歯>
奥歯の噛み合わせ部分や歯ぐきの境目付近にできて、ほとんど痛みはありません。
自覚症状はほぼないため、日頃からお口の中を良く見ていないと気付くことは少ない段階です。

<歯の中で広がった虫歯>
歯に黒い点しかできていなくても痛みが出ることがあります。この場合、表面上は点にしか見えなくても、歯の中でむし歯が広がっていることが考えられます。
黒く透けていることもありますが、見た目だけでは診断することが困難です。そのため、レントゲンを撮影して歯の中の状態を確認していきます。

着色している


黒い点の原因は、むし歯以外に着色の場合も考えられるでしょう。着色はタバコや着色しやすい食べ物を摂取することで、歯の表面に付着して茶色や黒色になります。
特に着色しやすい食べ物は、カレーやコーヒー、チョコレート、ワインなど。シャツにこぼすと汚れが落ちにくい食べ物や飲み物が着色しやすいものといえます。
着色汚れは表面がザラザラしていて汚れが着きやすいので、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。また見た目の審美性も悪いので、除去がオススメです。

歯石が黒くなっている


歯周病で炎症が起きると出血しやすくなります。歯石は少しくすんだ乳白色が多いですが、歯石が作られる際に出血があると、血液と混ざり黒い歯石になることがあります。
黒い歯石があると、歯周病が進行しているサインと言えます。早めに治療してお口の中を改善しましょう。

虫歯の場合の対処方法


定期検診で経過観察


以前は、むし歯はすぐに治療するという考え方でした。
しかし、歯を削ると歯の寿命を縮めてしまうことから、初期むし歯は治療せず、歯を強化して現状維持をすることがあります。

再石灰化を促すためのフッ素塗布


初期むし歯は歯の表面だけのむし歯です。積極的に削る治療ではなくフッ素を塗布して再石灰化を促進し、定期的に経過観察を行ってむし歯に変化がないか確認していきます。

詰め物、被せ物


歯の中で広がったむし歯は、削ってから詰め物か被せ物をします。

着色の場合の対処方法


クリーニング


歯科医院で行うクリーニングでは、歯ブラシで取り除けない汚れや着色を除去します。

「エアフロー」は強力なジェット水流を使用し、パウダーを吹き付けて汚れを除去する方法です。また、「超音波スケーラー」は水を出しながら、超音波の細かな振動で汚れや着色を除去していきます。
エアフローは着色の除去を目的としているので、歯石は除去できません。歯石が付着している場合には、超音波など他の方法で落とすことになります。
その後、専用のブラシやチップを使用して、機械で研磨して歯の表面を整えていきます。

ホワイトニング


ホワイトニングは歯の黄ばみはもちろん、着色汚れもキレイにして歯の色を白くすることが期待できるでしょう。
その方法には歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と自宅で行う「ホームホワイトニング」があり、過酸化水素が含まれるホワイトニングジェルを使用します。

オフィスホワイトニングは歯科医師や歯科衛生士が施術して歯にホワイトニングジェルを塗布し、専用のライトを当てて歯を白くします。一度で白くすることができるので、短期間で白くしたい方にオススメの施術です。
対してホームホワイトニングは、自宅でマウスピースの中にホワイトニングジェルを入れ、はめるだけでホワイトニングできる方法です。効果にある程度の時間がかかりますが、気になった際にホワイトニングでき、再度着用しにくいという特徴があります。

歯石除去


歯石は歯磨きで落とすことができません。歯石は「スケーラー」と呼ばれる器具で除去します。
長い期間にわたり歯石が付着している場合、歯周ポケット内の深い部分にまで及んでいることが考えられます。そのままにしておくと、根の部分が感染して汚染されてしまいますので、こちらもキレイにする必要があります。

黒い点ができないようにするには?


歯に着く黒い点には、いくつか原因が考えられます。
むし歯や着色、歯石は、いずれも歯科医院での定期検診によって改善が望めます。痛みが出てから通院するのではなく、口内環境を整えるためにも通院による予防歯科も取り入れるようにしましょう。

検診をすることで、深刻な痛みになる前でも対処することができます。時間や費用など、ストレスの要因を軽減することもできるでしょう。
定期検診をしっかり行って、口内の健康をキープしていきましょう。

<参考・参照元>
【歯科医監修】「痛くなくてもむし歯あり」な大人のお口事情とは? | クラブサンスター
OralFirst
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