歯間ブラシはいつ使う?使い方のポイントは?
ブラッシングだけでは取りづらい歯間の汚れを取るための歯間ブラシ。
汚れや歯垢を取って虫歯や歯周病を防ぐにはぜひとも日々のオーラルケアに取り入れたいグッズです。
しかし、歯間ブラシは何となく使っているだけでは口内環境の改善を実感することはできません。
今回は歯間ブラシを使うタイミングや頻度、使用する際のポイントをご紹介していきます。
歯間ブラシを使用する際の有効タイミングと頻度
毎食後に1回が理想的!でも、まずは自分のペースで毎日続けてみる
歯に残った食べカスなどの清掃が不十分だと、口内には細菌が繁殖し、24時間後には歯垢に変化してしまいます。
歯間ブラシの使用回数の理想は、“毎日毎食後”。しかし、忙しくてなかなか実行できないこともありますよね。
また、続けることが面倒になって、継続できなくなってしまっては元も子もありません。
そこで歯間ブラシは、夜寝る前の歯磨きが終わった後に使用するのがオススメです。
まずは、時間がたっぷりとれるタイミングで、1日1回を継続してみてはいかがでしょうか。無理はせずに、自分の生活スタイルに合ったタイミングで継続してみてください。
歯間ブラシの使用時のポイント
継続して使用する
歯ブラシやフロスと併用することで、歯垢(プラーク)の9割以上を除去できるといわれている歯間ブラシ。使用時のポイントはずばり「継続して使う」こと。慣れないうちは歯ぐきから血が出てくることもあります。しかし、継続して使っていくと、歯ぐきが強くなり、出血が起こらなくなります。
使用後は、水気を切って保管する
歯間ブラシの使用後は、そのまま放置せずに、きちんと水気を切って保管するようにしましょう。
ブラシ部分に水分が多い状態で放置してしまうと、雑菌が繁殖してしまいます。流水でしっかり洗い流した後、ティッシュペーパーで拭き取っておきましょう。さらに、消毒用のアルコールを吹き付けておくのもオススメです。
歯間ブラシのキャップの使用方法
歯間ブラシには、キャップもセットで付いていることがあります。持ち運ぶ際に使えるので重宝しますが注意も必要です。
先ほどご紹介した通り、水気を切っていない状態では雑菌が繁殖してしまい、不衛生な状態に……。「水気を切っていない状態では“絶対に”キャップをしない」ように注意してください。
持ち運ばずに家の中で使用する際は、「キャップを使わずに水気を切って保管」または「水気を切った上でキャップをかぶせる」ようにしてください。
歯間ブラシの保管場所
一般的に洗面所やお風呂などに保管するケースが多いかと思います。ここで、一人暮らしで、3点ユニットバスのお部屋に住んでいるという方はご注意ください。
トイレの周りには雑菌が多く、歯ブラシを普通に置いているだけで、雑菌が付着してしまうおそれがあります。3点ユニットに置く際には、「水気を切った上でキャップをする」方法がおすすめです。
その他、洗面所などに置く場合にも、自分の歯間ブラシの先端が家族のブラシに触れないように注意してください。ブラシ同士が接触することで、雑菌を交換してしまいます。
歯間ブラシの交換目安は?
「なんだか、最近掃除がしづらいな~。」と思った時が、交換時期です。 歯間ブラシの種類や使用頻度にもよりますが、歯間ブラシを使い続けると、ワイヤーが上手く曲がらなくなったり、毛先が短くなったり、乱れて歯間に上手く入らず、きれいに掃除ができなくなります。
1日1度、歯間ブラシを使って掃除をしている方は、1カ月を目安に交換するといいでしょう。使いやすさをキープすることができます。ただし、個人差もありますし、歯科医によっては、「1週間程度を目安にしましょう」と伝えているケースもあります。
また、ゴムタイプか、ワイヤータイプかによっても耐久性が変わります。ご自身の使用感によって適度なタイミングで歯間ブラシを交換しましょう。
自身にフィットしたものや使い方を歯科医に相談
歯周病の時や治療後など、歯ぐきのすき間は変化します。そのため、自分自身に合う歯間ブラシはどれなのか、自身の歯に合った使い方はどういったものかということを、ご自身では判断できないこともあるでしょう。 困った際には歯科医院で自分の歯間サイズに合うものを聞いたり、使用方法を教えてもらったりするのがオススメです。
歯間ブラシは毎日継続して続ける事で、少しずつ口腔内環境が改善してくるなどの変化が出てきます。
その変化はモチベーションの維持につながり、さらに継続に繋がる……といったよい循環がうまれてくるのです。
ぜひ、自分自身のライフスタイルに合わせて、日々のデンタルケアに歯間ブラシを取り入れてみてくださいね。
<参考・参照元>
歯間用ブラシの選び方・使い方|歯周病について|ライオン